もう先週の話になってしまいましたが、「Weekendは八景島へ」の続きです。日曜日・16日の朝に横浜の宿を出発し、首都高速湾岸線を通って東京方面に向かいました。全区間片側3車線の快適なハイウェイで、車の流れは実に順調。1時間もかからずにお台場に到着しました。
東京湾上の東京港埋立13号地は、臨海副都心として開発が進められていますが、特に北側のフジテレビ本社や大型ショッピングモール、レジャー施設等が集まった地域は「お台場」と呼ばれ、一大観光エリアになっています。そもそも、「台場」とは外敵の侵入に備えて大砲を据えてあった場所。実は、ニューヨークに行ったときに自由の女神を見るために立ち寄ったバッテリーパークも、同じような役割の場所で、言ってみればニューヨークの「お台場」です。
…と、そんなうんちくはともかくとして、お台場で最初に向かったのは、この夏のお台場一番の話題かもしれない、ガンダムの立像前。「ガンダムとは何か」を説明しなくてはならない人はこの文章を読んでいる方の中にはほとんどいないと思うので解説は省略しますが、お台場の一番西側、潮風公園の真ん中に、全高18mという実物大のガンダム像が建てられています。幼少の頃にガンダムの登場をリアルタイムで体験した私たちの世代なら、人による程度の差こそあれ血が騒ぐはずです。
18mというと、5~6階建てのビルの高さに相当するわけで、相当大きなものです。確かにすぐ側に行くとその大きさは実感できますが、公園からちょっと離れると、どこにあるのか全然わからなくなってしまいます。お台場の建物にはあまり背の高いイメージがないんですが、考えてみると実際にはかなりの高層建築が多いんですよね。例えば、フジテレビ本社の球形の展望台「はちたま」は25階にあります。
今月末までの期間限定ということもあり、多くの人々がひしめき合っていました。広い公園ということで、娘をここで思いっきり走り回らせようかと思っていたんですが、あまりに人が多すぎて断念しました。娘を追いかけて歩いて行くと、今度は紫緒とはぐれてしまいそうです。
ガンダム像を後にして、昼食を済ませた後に向かったのが東京ビッグサイト。ここには私も以前行ったことがありますが、今回は紫緒のリクエストです。この日開催されていたのは「コミックマーケット76」。知っている人には今更説明の必要もない、日本最大…どころか世界最大とも言われる同人誌即売会ですね。
入り口の階段には、延々と連なるいくつもの行列が。真夏の炎天下でこれからあんなに並ばないと入れないのか?と恐れをなした私ですが、あれはごく一部の超人気ブース限定だそうで、私たちはすんなりと入ることができました。
紫緒の目的は、ここに出店しているお友達に会うこと。小説を書いていた頃に、挿絵を描いていただくなどお世話になった方たちだそうです。もう何年も会っていない皆さんで、もちろん私や娘が会うのは初めて。私たちをダシにして(笑)旧交を温めてもらえたようです。
ビッグサイトではちょっとした事件も発生。娘の帽子を落としてしまったんです。無くなっているのに気がついて、すぐにもと来た道を引き返してみましたが、帽子はどこにも見つからず、私はすっかりあきらめていました。それでも、落とし物の受付に行ってみたら、帽子はちゃんと届いていて、無事手元に戻ってきました。
こんな場所では、みんな自分のことだけで精一杯なんじゃないかな…と思ったんですが、紫緒には「それはあなただけじゃないの?」とあっさり返されました。確かに、慣れない雰囲気でいっぱいいっぱいだったのは私の方だったかも知れません。
ビッグサイトを後にして、この日の宿であるホテルサンルート有明にチェックインしました。今年6月にオープンしたばかりの新しいホテルで、室内は木目調の内装がなかなかいい感じ。レッツノートのイベントで訪れたことのあるパナソニックセンター東京の向かいで、もちろんビッグサイトへのアクセスも徒歩で楽々です。オープン記念ということで、かなりお得な値段で利用できました。
ここから、ゆりかもめに乗って再びお台場に向かいました。次の目的地はフジテレビ本社。「お台場合衆国」の特設展示を見に行くため…だったんですが、到着してみたらもう午後5時。チケットを買って有料展示に入っても店じまい寸前…という状況でした。それではさすがにつまらないので、この日は無料で見られる局内の展示(これだけでも結構盛りだくさんで楽しめるんですよね)を見て、夕食を済ませて宿に戻ることにしました。
お台場からの夜景も楽しいですね。お台場海浜公園には自由の女神、その向こうにはレインボーブリッジ、東京タワー、数々の高層ビル群…全高333mもある東京タワーがそれほど高く見えないのが、世界最大の都市・東京メトロポリスのすごいところです。
そして、お台場ツアーは週明けの月曜日に続いてしまうわけですが…まだまだ中身がいっぱい詰まった続きは、また回を改めてということにさせてください。
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