4月から浜松に戻ってきて、2度目の週末です。依然として部屋は片付いていないんですが、それでも日々空いた段ボール箱は増えています。
昨日は、ニトリでカラーボックスを買ってきて、段ボール箱に入りっぱなしだったコーヒーメーカーをこの上に載せました。ニトリのカラーボックスは、他の店のものとそれほど値段は変わらないのですが、棚板を好きな高さに取り付けることができるので、中に入れるものに応じた組み立て方ができるのが良いですね。 以前にもご紹介したとおり、コーヒーには相当のこだわりがある私。数々のアイテムは全部カラーボックスの中にまとめて収納し、これで我が家に「おうちカフェ」の復活です。
引っ越してきて以来、自宅でコーヒーを入れたのは実は昨日が初めて。それ以前に、下田で異動の内示が出てからは一度も作っていませんでしたから、我が家でコーヒーが出てきたのはほぼ1ヶ月ぶりということになります。久々に、ゆっくりくつろいだ気分が味わえました。今まででいちばんがんばって片付けた実感がありましたね。
最近、何だかせわしなく落ち着かない気分が続いていたのは、コーヒーを飲んでなかったからだったのか!と、思わず叫んでしまいましたが、そんな気分だったからこそコーヒーを入れる余裕がなかっただけじゃないの?と思ったりもします。そもそも、こんなくだらないことを考えられること自体がコーヒーのおかげかも知れません(笑)。
…と、そんな話はさておき、今回は先週に続いて浜松の新居のご紹介をしましょう。
先に書いた記事のせいで、弟・ささっちに見抜かれてしまいましたが、この新居は2階建て。1階にはLDKと水回りが、2階には2つの洋間がある2LDKになります。
下田に行く前に住んでいた浜松のマンションも、間取りとしては同じ2LDKでしたが、部屋同士の位置関係が変わると、受ける印象も、使い方も全然変わります。床面積も、収納スペースも昔いたマンションより確かに広くなっていますが、数字以上に広さを感じます。
昔のマンションではLDKと隣の部屋をつないで、広大なLDKとして使っていたんですが、現在の間取りではこれはどうやっても不可能です。幸い、LDKは約12畳と十二分に広いので名前通りの使い方にして、2階の6畳を寝室に。そして8畳にパソコンを設置して「仕事部屋」に…ということに決めてあります。とりあえず、その通りに使えるように何とかして片付けなくては(苦笑)。
2階建てではあるわけですが、私たちが借りた家は普通の一戸建てではありません。先日の記事にもちょっと名前だけは出てきましたが、テラスハウスと呼ばれるものです。
テラスハウスとは、低層の一戸建てが壁を共有して複数つながっている、集合住宅の一形態を指す言葉です。私たちが借りたところの場合、2階建ての建物の1階に3つの玄関口があって、それぞれの中に2階に上る階段があります。2階にベランダがある他に、1階のリビングの前には1坪少々の芝生が張られた庭があり、それぞれの住人が鉢植えの花を置いたりして、思い思いに使っています。
この単語自体には、正直なところ今回入居するまであまり馴染みがなかったんですが、よく考えてみると日本には昔からこういう形態の住宅を指し示す格好の言葉があります。要するに「長屋」のことですよね。とはいえ、江戸時代の庶民の住まいであった長屋とはちょっとイメージが違い、一戸建ての余裕のある空間利用と、集合住宅による管理負担の軽減(維持管理は共益費により分割して負担していたり、管理会社が一括で面倒を見ていたり)を両立させたスタイルと言えそうです。
テラスハウスの場合、隣戸との間を隔てるものが壁1枚だけ…ということで、ひとつ気になっていたのは隣との間で音が伝わることでした。とはいえ、幸い我が家は角部屋でお隣は1戸だけ。しかも、隣戸の側にあるのは廊下や階段、収納スペースになる間取りなので、こうした音はまだ気になりにくい構造と言えます。
それでも、静かな夜には2階を歩いている音や壁に何かが当たる音などが聞こえます。木造建築のせいか、意外によく響きます。もっとも、これらは音と言うよりも振動が伝わってくる…という感覚の方が近いかも知れません。テレビの音や話し声のような、より「音らしい」音は、幸い今のところ気になったことがありません。
ただ、ひとつ確実に言えるのは、向こうの音が聞こえるならば、こちらの音も向こうに伝わっているということ。しかも、外から見た限り、隣戸にとっては我が家と接しているのはリビングなどの居室になっているはずです。私たちが廊下や階段を歩く音が、お隣には気になっているのかも知れません。
もちろん、同じ家の中でも音はちゃんと響きます。今日は、妻の紫緒に階段を上がる足音が大きいのを注意されてしまいました。もともと私はドタドタと歩く方なので、特に気をつけなくてはなりませんね。他にも、娘の足音がかなり迷惑になる可能性がありますが、これを彼女自身に抑えてもらうのはなかなか難しいことです。何らかの対策を考えなくてはならないかも。
周囲に住んでいる人への配慮は、木造のテラスハウスに限らずどんなところに住んでいても大事なことです。変なもめ事にならないよう、普段から気をつけようと思っています。
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