プロ野球のセ・リーグでは、中日ドラゴンズのクライマックスシリーズ(CS)進出が決定しました。明日の試合にも勝つと、ついにリーグ優勝へのマジックが点灯します。
100試合以上を戦うリーグ戦を最高の勝率で勝ち抜くことは大変なことだと思います。一方で、トーナメントに近い短期決戦を勝ち抜いて優勝することも、これまた大変なことです。どちらにも、違った価値があります。
いずれにしても言えることは、CS進出決定も、マジック点灯も、まだ単なる通過点である…ということ。ドラゴンズにはリーグ優勝も、日本一も、両方目指してほしいものです。どちらか片方だけでは、やっぱり何かもの足りません。
一方、メジャーリーグでは、シアトルマリナーズのイチロー選手が10年連続200本安打へのカウントダウンを刻んでいます。これに先立って日米通算3,500安打を達成したのだそうですが、これまた単なる通過点に過ぎない…どころか、記録とさえ呼べるのかどうか。だいたい、「日米通算」なんて数え方をして喜んでいるのは日本のマスコミだけです。最近は、アメリカでもそれなりに気を遣ってはくれるようになりましたけどね。
イチロー選手の「日米通算」が本当に意味を持ってくるようになるのは、彼が「プロとして世界一多くの安打を放った選手」になるときだと思っています。そして、これが実現する可能性はそれほど低いものではありません。もちろん、一本ずつの積み重ねでしか届かない、まだ遙か先の夢ではありますが、つい期待してしまいます。
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