パナソニックから、レッツノートの2011年春モデルが発表されました。この春最大の目玉は、15.4型・1920×1080ドットの大画面で、重量は2キロを大きく割り込む1.88kgという「大画面モバイル」CF-B10です。これまで、「ちっちゃなモバイルPCなんかじゃ仕事になんねぇ」とばかりに、約3kgはあるフルサイズのノートパソコンを出張でも苦労して持ち歩いていたビジネスパーソンの皆さんには、ちょっと気になる新製品ではないでしょうか。バッテリーでの動作時間は6時間程度に抑えた上で、1時間で80%の急速充電を備えているあたりが、持ち運んだ出張先で使う…という使用法をにらんだ味付けですね。
そのCF-B10をはじめとして、第2世代Core iシリーズCPUを採用した新プラットフォームが導入されているのも、特筆しておくべきポイントの一つ。ただし、注意しておかなくてはならないのは、全ラインナップで完全導入…とはなっていないところです。持ち運びハンドルが装備されたCF-F10、そしていちばん小さいCF-J10は、従来型Core iシリーズのクロック周波数がちょっと上がっただけのマイナーバージョンアップになっています。
レッツノートと言えば忘れてはならないのは、ネット直販「マイレッツ倶楽部」限定のハイスペックなカスタマイズモデル・「プレミアムエディション」。CF-B10ではレッツノート初となるブルーレイディスクドライブを内蔵したモデルが用意されるほか、CF-J10はプレミアムエディションのみでCore i7-2620M(2.70-3.40GHz)を装備した「第2世代仕様」になっています。
プレミアムでないCF-J10シリーズは、他の製品よりも一足早くマイレッツ倶楽部での予約がスタートしています。しかし、パーツ交換が事実上不可能なノートパソコンですから、プレミアムエディションを買えるだけの予算があるならば、納品時期は大差ないようですし、今飛びつかずにもう少しだけ待って、新しいプラットフォームにこだわるべきです。私なら迷わず待ち。もっとも、大前提になる予算がないのは相変わらずなんですが(大泣)。
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