5月になりました。最近スマートフォンの話題が気になって、気になって仕方がない私なんですが、携帯電話各社からの2011年夏モデルの発表が今月中には行われるのに先立って、巷には「リーク情報」なるモノがかなり出てきています。パンフレット画像(株主向け資料?)なども公開され、かなり具体的な内容が伝わっています。ここまで来れば、おそらく劇的な「ちゃぶ台返し」はもうないのでしょう。
先日話題にしたばかりの「G-SHOCKスマホ」は、やはりauからこの夏登場するようです。アメリカ向けとはデザインを変えてくるようですね。気になる製品であることは間違いありませんが、私が使うためにはキャリア乗り換えという大冒険をしなくてはならないわけで、少なくとも今すぐに何かアクションを起こすことは考えられません。
これと比べると、NTTドコモの新製品群は機種変更で入手できますから、まだ2年縛りは明けないとはいえ、私にとってはずいぶん現実的な目で見ることができます。この夏も、かなり多彩なスマートフォンが登場するようです。
3月からずっと気になっていたNECカシオの「防水MEDIAS」は、この夏に「N-06C MEDIAS WP」として登場するようです。N-04Cの「薄型全部入り」路線を継承し、サイズ増加は微々たるものに抑えた(厚さは7mm台を意地でキープしています)上で、防水機能を追加しています。
公開されている写真を見ると、デザインの系統もN-04Cそのまま。これでは、N-04Cのアドバンテージはほとんどありません。もしかして、本当は最初からN-06Cの形で発売したかったものを、NTTドコモから「何としてもSIMロックを掛けて売れるうちに」と急かされて、とりあえずN-04Cを出したのでは?と思ったりもします。そうだとしたら気の毒な話です。
ソニー・エリクソンの「ガラケー仕様付きXperia arc」となる「Xperia acro SO-02C」も登場するようですが、個人的には厚みが増してしまったのが残念です。巷では一番の人気機種になりそうですが、私はプロポーションを保ったMEDIAS WPの方に魅力を感じますね。ワンセグやおサイフケータイの優先度は高くないので、値段が下がるかも知れないXperia arcや、グローバル仕様ハイスペック機・GALAXY S IIという選択肢もアリかも知れません。
想定されていたとおり、パナソニックからもスマートフォンが登場するようです。P-07Cは、4.3型の大画面を持つ筐体にガラケー仕様を一通り取り込んだ、思いの外「普通の」スマートフォンになっています。
先のMEDIAS WPもそうだったんですが、P-07Cも女性向けを強く意識したデザインになっています。スマートフォンを主流に持っていくためには、必ず攻略しなくてはならないターゲットですね。あまり女性向けの度が過ぎると、私が持つにはちょっと恥ずかしくなってしまいますが。
先日話題にした「ホイール風機能」は、右下か左下を扇形になぞって使うようで、どうも円形にぐるぐる回せるわけではなさそうです。ちょっと期待はずれではありますが、Androidはアプリの作成が個人レベルでも可能ですし、似たようなものは誰か作ってくれそうな気もします。いよいよ見つからなければ、自分で作ってみる…とか。
そうそうたるAndroid機たちとは別に、とんでもないインパクトを与える機種がラインナップされています。富士通のLOOX F-07Cは、200g強のひと昔前のスマートフォンサイズの筐体で、何とパソコン用と同じWindows 7 Home Premiumを動かしてしまいます。しかも、iモードが使える「ガラケー」モードと、簡単に切り替えができるようです。W-ZERO3シリーズと同じようなキーボード、マウス代わりのトラックボールなどが装備されている写真が出ています。
「LOOX(るーくす)」といえば、超小型の筐体にフル仕様のWindowsを組み込んだシリーズとして、以前から独自の存在感を示してきました。もともとコンセプトは思いっきり色モノなんですが、レッツノートを10年以上持ち歩いてきた私の志向とは見事に合致する製品が多く、これまでにも本気で購入を考えたLOOXがいくつかありました。
マニアの間では「変態」という最高級の賛辞(笑)をもって迎えられているようです。もっとも、CPUはAtom Zシリーズで600MHzの超低速動作、しかもWindows 7モードでの動作時間はせいぜい1、2時間だそうで、まともに使えるかどうかはかなり疑問です。しかし、いざというときのフルWindowsと普段使えるiモードの組み合わせ…というのは、私の要求にはかなり合致する可能性があります。
バリューコースで端末代金を毎月支払う形で入手できますから、Windowsパソコンの割には出費はある程度抑えられる可能性があります。Windows 7モードでのFOMA通信がどう課金されるのかなど、実際に使おうとすると気になる点も多々ありますが、面白い選択肢になるかも知れません。もっとも、iPhoneやAndroidケータイたちの新次元の操作性を見ていると、Windowsというプラットフォームにこだわることは時代遅れのような気もしますけどね。
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