以前からメインの携帯電話のスマートフォンへの変更に興味を持っていた私ですが、ずっと不安要素のひとつとして抱えていたのが、「1台で2番号」を実現するマルチナンバーへの対応。1台の端末で複数の電話番号が扱えると、個人用と仕事用などの使い分けができて便利なんですが、スマートフォンについては公式には「対応していない」とアナウンスされています。
既に2つの番号を積極的に活用、宣伝している私の場合、この状況を維持しつつスマートフォンに機種変更するためには、いろんな意味で不便で煩わしい端末2台持ち体制にするしかないのか?と思っていたわけですが、実は状況はそんなに絶望的でもなかったようです。
NTTドコモのWebサイトを何の気なしに巡っていたとき、Xperia arc(SO-01C)のQandAに、「マルチナンバーには対応していますか?」という質問を見つけました。これに対する回答が、何と「一部対応しています」だったんです。
回答によると、発信番号を選択して発信することは可能なようです。しかし、着信がどの番号宛に発信されたものかは確認ができないのだとか。私の場合、かかってくる相手はあらかじめわかっている番号がほとんどですから、電話帳さえしっかりと入力しておけばほとんど問題はなさそうです。相手にはどちらか片方の番号しか教えませんから、名前だけで振り分けができます。
QandAを検索してみると、AQUOS PHONE f(SH-13C)でも同様にマルチナンバーに対応しているようです。他の機種についてはどうなっているのか不明ですが、もしかすると意外に多くの機種で同様の対応は行われているのかも知れません。
非対応の場合にも、スマートフォンならではの奥の手があります。マルチナンバーの付加番号や2in1のBナンバーに発信するためのアプリが公開されているんです。2in1のBアドレスでのメールについては、まだスマートな解決法がないようですが、電話の発信については既に問題はなさそうです。
ちなみに、発信番号の選択は、端末側に機能が用意されていなくても、電話番号の後ろに「*591#(例:付加番号1で発信)」などと番号指定のコマンドを付加して発信すれば可能です。スマートフォン用アプリも、これを利用して作られているのでしょうね。
これで、私の最大の心配のひとつが無事解消しました。スマートフォンに機種変更しても、端末1台でちゃんと「スマートな」生活を送れそうです。あとはどんな機種をパートナーにするか、なんですが…来月くらいには各社から冬モデルの発表もあるでしょうし、そろそろ方針が固まってきそうです。
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