auからつながる希望

今日は、auのこの秋冬の新商品発表会が開催されました。今のところはauに乗り換えるつもりはない私ですが、今シーズンの商品展開の傾向が見えてくる発表会で、今後発表されるであろうソフトバンクモバイルやNTTドコモの新機種がどんなものになるのか、予想するための参考になります。
auのスマートフォンの中でハイエンドに位置するのは、モバイルWiMAXを内蔵した機種。増大するデータ通信を3G回線から逃がすルートとして、auが無線LANと共に力を入れているのがモバイルWiMAXです。自ら出資していますから、当然の流れではありますけどね。NTTドコモなら、Xi対応端末がこれに相当することになります。
今回、WiMAX対応のスマートフォンは4機種発表されました。デュアルコアCPU、高解像度の大画面などの豪華なスペックを誇ります。私が一番注目したのは、初の富士通ブランドで登場する「ARROWS Z」ISW11F。4.3型・1280×720ピクセルの大型高解像度液晶画面を持ち、1.2GHzのデュアルコアCPUを装備。厚さ10mmの薄型に仕上がった筐体は、きっちりと防水にも対応しています。富士通は、長い間NTTドコモ向けの製品を手がけてきたメーカー。WiMAXのところをXiに入れ替えれば、NTTドコモも同レベルの端末が提供できるはず…ということになります。
WiMAX対応以外も含めたスマートフォン6機種中、日本メーカー製の4機種は全て防水対応となっているところにも注目です。もともとauは防水端末に力を入れていたわけですが、日本メーカーにとっては、防水は特殊機能から必須の標準装備に変わりつつあるのかも知れません。
29日にはソフトバンクの発表会が行われます。NTTドコモの発表会も近いうちには行われることでしょう。各社からどんな機種が登場するのか楽しみになってきました。


今回の新製品発表会で最も注目されたのは、豪華なAndroidスマートフォンのラインナップ以上に、先に報道のあったiPhone 5販売について、KDDIから公式に何かコメントされるのかどうか?だったかも知れません。結果的に、この件については終始ノーコメントが貫かれました。だいたい、まだアップル社からiPhone 5についての発表が何もないのに、KDDIからコメントが出せるはずがありません。
この夏までのauと言えば、「Android au」をキャッチフレーズに、Android端末を前面に押し出したマーケティングが目立ちましたが、いつの間にかキャンペーンサイトはひっそりと終了し、これに代わるキャッチフレーズは「未来は選べる」のようです。これは、AndroidだけでなくWindows Phoneも、そしてiPhoneも「選べる」という意味なのでしょうか。10月初旬とも言われるiPhone 5の発表日に何が起こるのか、非常に気になります。


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