私が現在使っているスマートフォン・F-05Dの最大の特徴のひとつが、Xi(くろっしぃ)に対応していること。これはNTTドコモの次世代高速通信サービスで、受信時最大37.5Mbps、送信時最大12.5Mbps(一部の屋内施設では受信時最大75Mbps、送信時最大25Mbps)と、FOMAハイスピードと比べても別次元の速度を提供します。
私の自宅周辺は既にXiのサービスエリアに入っていて、自宅に居るときにはほぼXiで通信している状態です。まだまだXiのサービスエリアは狭いこともあり、外出するとFOMAハイスピードでの通信が多いんですが、比べると違いは歴然としています。データが送られてくる速度自体も速いのですが、それよりもボタンやタッチパネルの操作に対する反応が早いんですよね。Xiの特徴の中では、「低遅延」が一番効いているような気がします。
この別次元の快感を皆さんにもお伝えしたいところなんですが、良い方法が見つからなくて頭を捻っているところです。違いを伝えるためには、やはり定量的に速度を測って数字を並べるのが一番客観的なんですが、これがどうもうまく行きません。IT系の情報サイトなどを見ると、SpeedTest.netのアプリがよく使われているようなんですが、これを使って計測してみても、どうもはっきりした違いが見えません。
F-05Dの通知画面にはXi(LTE)とFOMA(3G)のどちらが有効か表示されるんですが、FOMAの方がXiより高速な結果になることが多々あります。XiもFOMAも下りの方が高速な非対称のサービスのはずなのに上りの方が高速な結果になってみたり、屋外ではFOMAで上りに384kbps以上の速度が出るはずがないのに数Mbpsの数値が返ってきたりして、数字にどうも信頼が置けません。
そもそも、端末の側でXiとFOMAは常に自動切り替えで、どちらかだけを使う設定ができないので、本当に選びたい方が使われているかどうかも今ひとつ定かではありません。比較するためには、同じ場所で、同じ時間に…と条件を揃えるのがフェアだと思うんですが、それは仕様として不可能です。
残念ながら、現状では私が「サクサクなんだよ~」と感想を書くくらいしか表現の方法がありません。いや、本当にスゴいんですって。
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