昨日・30日に、日本プロ野球はセ・パ両リーグが揃って開幕しました。長距離の通勤で帰宅が遅くなったり、娘の面倒を見たりで、ゆっくりテレビで野球中継を見る機会もずいぶん減ってしまいましたが、それでもやっぱり結果が気になる毎日が、また始まります。
今シーズンから、セ・リーグで予告先発のシステムが始まり、以前から行っているパ・リーグと足並みが揃う形になりました。先発投手に誰を立てるのかもチームの重要な戦略の一つで、それをあらかじめオープンにはしたくない…という考え方もあったと思いますが、興業面のメリットが重視されての決定だったのかな?と思います。
ただ、単なる客集めだけの話にとどまらず、予告先発には選手たちを鍛えるメリットもあると思います。何しろ、先発投手が明らかになっていれば、相手チームは徹底的に研究して、オーダーでも対策を打てるわけですから、どうしても打者が有利になります。投手の側としても、そう簡単にやられてはたまりませんから、さらに対策を練るでしょう。結果的に、お互いのレベルが上がってくることになります。近年、パ・リーグの選手たちがナショナルチームの中で目立つような気がするのも、案外これが効いているのかも知れません。
昨日のセ・リーグでは、予告先発の投手が好投した試合がありましたよね。東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手は、読売ジャイアンツの打線を9回1アウトまで無安打無得点に抑えました。中日ドラゴンズの吉見一起投手も、7回までは完全試合のペースでした。
結局のところ、投手と打者の真剣勝負の積み重ねであることは、予告されていてもそうでなくても変わりません。今日も楽しく観戦させてもらうことにしましょう。
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