今週末は、以前から作ってあった門扉がようやく門のところに取り付けられて、我が家の周囲をぐるりと囲う柵が出来上がりました。ここで「カッコいい~」なんてつぶやくと、皆さんからは思いっきりスルーされそうですが、ついついそんな声も出てしまうくらいの、自画自賛の出来栄えです。
外側から見ると、板壁の横桟がそのまま門扉につながるような形になっていて、すっきりと仕上がっています。右側のポストとの間の板塀には、前回ちょっとご紹介したとおり、100円ショップで買ってきた木製の切り抜き文字を貼り付けて、表札のようにしてみました。
門扉のための金具類は、別に隠すつもりもなかったんですが、構造上の都合ですべて内側に取り付けられています。結果的に、表からのすっきりした見栄えに貢献しているかも知れません。もちろん、取り付けも私たち家族だけですべて作業した日曜大工です。
今回、門扉取り付けのために用意した金具類をご紹介しておきましょう。まずはこの「ウエスタンヒンジ」。どのあたりがウエスタンなのかは今ひとつわからない(笑)んですが、頑丈な作りの門扉用の蝶番です。縦に長い側を柱などに、横に長く伸びた側を門扉にねじで取り付けます。デザイン的にも結構締まったいい感じです。
もう一つが「ウエスタンラッチ」。門扉が開きっぱなしにならないように留めておくための部品です。扉を閉めると、棒が自動的に止め金具にはまり込み、扉が固定されます。扉を開けたいときには、止め金具のレバーを引いてやればOK。ヒンジ共々、シンプルな作りです。
駐車場の奥行きにあまり余裕がないので、門扉は内側に開く仕様を考えていました。一方で、門扉は外側で板塀と同一平面に揃えたかったので、ヒンジは柱の内側に、扉を閉めた状態で90度の角度になるように取り付けました。この構造なら外側にも開くように作れるんですが、門扉と板塀の間にはあまり隙間を空けなかったので、互いに干渉してほとんど外側には開かないようになっています。
ラッチの方は、両側の門扉の間の上端に取り付けました。門扉の上端は高さ1.1mほどなので、小さな子供でなければ、外側からでも手を伸ばして止め金具を操作し、扉を開けることが出来ます。
我が家のドアホンは門扉のところではなく玄関前にありますから、この門扉を開けて入ってこないとドアホンのチャイムが押せません。それでも隣の家から回覧板がちゃんと届きましたから、ラッチの操作については特に説明などなしでも大丈夫そうです。
一応囲いは出来上がったわけですが、大事なのはちゃんと効果があるのか。そもそも何のために家を囲ったのかを考えれば、最も重要なのは妻の実家の犬が逃げ出す隙があるかどうかです。
それを検証するため…というわけではないのですが、この週末は妻の両親と一緒に「彼女」を呼んでいました。門扉が取り付けられて囲いが完成したところで、せっかくなので綱を外して彼女を庭に放してみました。すると…数分も経たないうちに彼女は庭の外に。これではせっかくの囲いが機能していません。
最初はどこから抜け出したのかわからなかったので、捕まえてもう一度庭に放してみると、一目散にある場所に向かいました。それは、先日私たちが作った板塀と母屋との間の隙間。完成したときに、もしかするとすり抜けてしまうかも…と心配していた場所です。うまく体をすべり込ませて、あっという間に抜けてしまいました。
さすがにこれでは困ってしまうので、隙間の部分に短く切ってあったパネリング材をもう一枚縦に当てて、ネジで固定しました。これで、とりあえずここから通り抜けることはできなくなったようです。これで、いよいよ来月に迫った妻の両親の引っ越し準備で、最も重要かも知れないポイントが片付きました。
もっとも、これで完璧だとは全く思っていません。彼女もきっと新しい抜け道を探し出すはずです。たとえば、板塀の下の地面をちょっと下に掘り込めば、どこからだって抜けられます。しばらくはいたちごっこになるのでは?という予感がしています。
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