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どこまでこだわる?

最近、iPod shuffleで音楽を聴くようになった私ですが、外出先で音楽を聴く方法はこれ一つだけではありません。
206SHの「ミュージック」アプリ再生画面
この夏から私の相棒となったスマートフォン・206SHには、Android標準ではない、シャープ独自の「ミュージック」アプリが搭載されています。丸ボタンの削り出し風コントローラーがちょっと高級オーディオっぽい、「ひと味違うぞ」と主張したそうなデザインが印象に残ります。

イコライザーやDSPの音場設定まで使えます
206SHのハードウェアとしてのウリの一つに、「Wolfson社製の次世代音声処理LSIを搭載」というのがあります。「ミュージック」アプリでは、このチップの機能を活用していると思われるDolby Mobileを採用した音場設定や、5バンドのグラフィックイコライザー機能も用意されています。高級オーディオを意識しているのは、デザインだけの話ではないようです。
試しに、206SHにiPod shuffle用のヘッドホンを挿してみると、同じものから出てくる音とは思えないくらい「鳴り」が良くなる上に、この画面内の操作で結構派手に音が変化するのがわかります。シャープの音へのこだわりは、それなりに奏効しているようです。
もっとも、iPod shuffleと206SHの音楽に対するスタンスは全く異なるわけで、どちらが良いという話でもありません。そもそも、外出先で聴く音楽に何を求めるのか?という問題があります。それそれに適した役目がありそうです。


206SHのように出音にこだわって作られている製品では、音の出口であるヘッドホンにもこだわりたくなります。しかし、我が家にあるヘッドホンは、プレーヤー等に付属していたいかにも安っぽいものか、高級品でも老朽したもののどちらかで、今私の要求に応えられそうなものは持ち合わせていません。
音楽にはいろいろな意味で関わってきたこともあり、ヘッドホンに関する情報収集は常時しています。ほしい製品もいくつかありますが、ネックになるのは価格。今の小遣いではとても買えないものばかりです。コツコツ貯めて、新調したいところです。
206SHの場合、Bluetoothを使ってワイヤレスで音楽を楽しめるのも強みの一つになります。とはいえ、iPod Shuffleの超軽量・小型の筐体は、Bluetoothレシーバーとほとんど変わらないか、むしろよりコンパクトなくらいで、ペアリングなどの設定の手間も考慮すると、お手軽に聴くという点ではiPod shuffleの方が便利かも知れません。
ワイヤレスでも音へのこだわりは享受したいところですが、Bluetoothで標準となっているSubband Codec(SBC)という音声圧縮は、実は音質的にはあまり褒められた性能ではありません。206SHでは、さらに高音質と言われるaptXによる接続にも対応しています。体感できるくらい明らかに音質が向上するらしいんですが…機会があれば、ちょっと試してみたいですね。


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