9月から10月にかけては台風が立て続けに接近し、我が家でも対応に追われましたが、何とか乗り切ることが出来ました。10月に入っても暑い日が続き、これが台風の多い原因の一つだったようですが、先週後半に台風27号が通り過ぎた後は、ずいぶん気温も下がってきました。なかなか終わらなかった夏から、季節は秋を一気に通り過ぎて冬に向かいそうな勢いです。
冬と言えば、我が家の最重要課題になるのが薪ストーブの管理。薪作りについては、相変わらずコツコツと進めているところではありますが、当面の燃料は確保できたかな?と思っています。しかし、薪小屋2号館と玄関脇の薪棚は満載になったものの、在庫はとても潤沢とは言えません。まだ積み上がっているタンコロは今シーズンの燃料に使えるか不安がありますし、今シーズンも薪を購入する場面が出てくるかも知れません。
しかし、それ以上に問題なのが、昨シーズンの終了後に行うつもりだったメンテナンス作業が、まだ行われていなかったこと。昨シーズンは十分に乾燥していない薪を燃やさざるを得ないことが多かったので、内部にかなり汚れがこびりついていることが想定されました。これを落としておかないことには、目詰まり等の可能性もあり、怖くて再点火できません。
先週末に、ようやく薪ストーブのメンテナンス作業を行うことができました。温暖な浜松ですから、実際に薪ストーブの出番が来るのはもう少し先のことになりそうですが、備えておけば急に冷え込んだときでも対応できます。これでひとまず安心です。
まずは煙突掃除。薪ストーブにつながっている一番下の煙突は伸縮式になっているので、この1本だけを取り外します。上下で留めてあるねじを外して煙突を縮めると、軽く抜けてくれました。外すときに、内壁にこびりついた汚れが落ちてくるのに注意しましょう。
ゴミ袋の脇に小さな穴を空けて、煙突掃除ブラシ用のロッドを外側から差し込み、内側にブラシ本体を取り付けます。
ちなみに、我が家のブラシは薪ストーブの設置でお世話になったトムグリーン謹製のオリジナル商品。他社の製品よりも安価ですが、しっかり働いてくれます。細めのワイヤーで作られたブラシとプラスチック製のロッドの組み合わせで、我が家のように曲がった煙突でもしっかりと汚れを落とします。ブラシの耐久性に少々難がありそうですが、交換用の部品もこれまた安価で提供していただいています。
ゴミ袋の口を煙突の下からかぶせて、ガムテープを巻いて塞ぎます。
ロッドを上下させながら、ブラシを使って煙突内壁の汚れを擦り落としていきます。あまり激しく動かしすぎるとゴミ袋が破れてしまうので注意しましょう。
ロッドをつなぎながら、ブラシを上に送っていきます。一番上まで到達したら、今度はロッドを外しながらブラシを下に戻していきます。ロッドの接続部はねじ込み式になっているので、緩める向きに回してしまわないよう注意しましょう。ブラシが煙突の中に置き去りにされてしまいます。
先に外した伸縮式の煙突の方も、ブラシを使って掃除しておきましょう。ストーブ内部から出てきて、温度が急激に変わるところですから、汚れは付きやすくなります。
煙突の内側からは、こんなにたくさんのモノが落ちてきました。十分に燃焼温度を上げられなかったので、タール分などが固着していたのでしょうね。今シーズンは、もう少しクリーンに燃やしたいものです。
せっかく煙突を取り外したので、ついでにストーブ本体の天板も取り外し、内側を掃除しました。ここにも、煙突の内側と同じようにタール分がこびりついています。
中央にある円盤状のモノが触媒で、これがストーブの燃焼効率を高めている立役者です。一部目詰まりが見受けられたので、掃除機で吸い取っておきました。
あとは丁寧に組み立て直せばできあがり。ネジはしっかり締め付けなくてはなりませんが、煙突はタッピングやドリルネジで留めてあるので、あまり締めすぎると煙突本体の方を傷めてしまいます。気をつけて作業しましょう。
作業は1時間半ほどで終了。今回の汚れ具合を見たところ、このレベルの掃除はおそらく1シーズンに1度やっておけば十分でしょうから、面倒くさがらずに、毎年しっかりと面倒を見ておきたいものです。
ところで、掃除をする前に、ストーブの上に掛けてあったビニール製のカバーを外してみたところ、こんな風に錆が付いていて、愕然としました。上に観葉植物の鉢などを置いてあったので、水がこぼれたのに気づかなかったのかも知れません。あるいは、湿度の高い時期に結露したのかも。
心配だったので、BESS浜松のKさんに診ていただきましたが、幸い、錆は表面に付いているだけなので、この程度なら拭き取った上から耐熱塗料を塗っておけば大丈夫だそうです。このままでも使えないことはなさそうですが、やっぱりちょっとカッコ悪いので、本格的なシーズンが始まる前には塗料を入手して、何とかしておきたいところです。
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