節分が過ぎて、暦の上では春がやって来ました。これでようやく、この春の私の野望である庭造りのために必要な、土いじりが解禁となります。
平日は勤めに出ている私にとって、立春後に初めて作業ができる週末は2月8日の土曜日。今週は、仕事をしていても庭で鍬を振っている自分の姿が浮かび、仕事に身が入らなかった…というのは3分の2くらいはジョークですが(笑)、土曜日が来るのを本当に心待ちにしていました。
ところが、皆さんもご存じの通り、この日は全国的に天気は荒れ模様。爆弾低気圧が日本を縦断し、首都圏が歴史的な大雪に見舞われるなど、普段は雪の降らない太平洋側の広い範囲で積雪があったそうです。もっとも、そんな状況でも雨になってしまうのは、浜松の温暖な気候の成せる業。雪で大騒ぎしている他の地域の皆さんがちょっとうらやましくなってしまったんですが、これは雪の怖さを知らない「浜松病」だと思っています。
…というのはともかく、雪でも雨でも降ってしまっては土いじりの仕事はできません。この日は、翌日の天気が回復することを祈りながら家で過ごしました。
幸い、翌日の日曜日・9日はスッキリと快晴。この日のために、先週の日曜日に近所のホームセンターで買ってあった新品の鍬(1,000円ほどの安いものですが)を取り出して、意気揚々と作業を始めました。
庭にはいろいろなものを作る予定をしていますが、何をやるにしても、地面を整地しないことには始まりません。まずは今回の対象にしている場所全体の土を一気に起こして、それから一気に整地してしまおう…ということで、まずは庭の奥、西側の方から鍬を振り下ろして土起こしの作業を始めました。
ところが、数センチ地面を掘り下げるだけなのに、鍬を振り下ろすたびに石にぶつかる「カキーン」という甲高い音が鳴り、作業はなかなか進みません。30分も作業したところで、すっかりふらふらになってしまいました。作業はまだ1平米ほどを耕しただけ。全体の面積を考えると、気が遠くなります。
そこで、少しずつ順番に整地して仕上げていこう…ということで、まずは門からのアプローチ周辺から作っていくことにしました。真っ平らにするだけの芝生張りの場所とは違い、レンガを埋め込んでいくこちら側は、結構丁寧に地ならしをしなくてはなりません。しかし、作業を進めると早い段階で完成イメージが湧いてくるので、やる気が出てくるだろう!という作戦でした。
もっとも、石をたくさん抱え込んでいる地盤が庭の西側と東側で劇的に変わるわけではありません。掘っていくのが辛いのはこちら側も同じです。やっぱり作業は遅々として進みません。それでも、午前中にようやく土起こしが済み、一部地ならしに取りかかれる状況になりました。
芝生を張る部分は、石を取り除いた後で「だいたい平ら」になればそれで十分だと思っていますが、レンガ敷きを施工する部分は、レンガ自体を水平に敷き詰めていきますから、地ならしの方も水平面を意識しておかなくてはなりません。合板の上に水準器を載せて滑らせながら、全体が水平面になるように気をつけて、土を均していきました。
排水パイプやデッキの階段などの既存の構造物を見ると、本来想定している庭の地盤は、現状よりも2~3cmほど高いようです。今回は、これに合わせて今までよりも高いところに基準を置いています。これなら、あまり深く土を掘り起こさなくても盛っていけば整地できますよね。その分、土は必要になるわけですが、レンガを埋める部分は深く堀り込むことになりますから、土の量は十分足りるのではないかな?と踏んでいます。
夕方には、何とかアプローチのレンガ敷きの周りの整地まで済ませることができました。レンガを埋める部分は丁寧に均してもどうせまた掘り下げてしまう部分なので、周囲の地面よりも低くなったままにしてあります。また雨が降ると、池になってしまいそうですが、基本的に水はけは良い土壌なので、水は引いてくれるはずです。
掘っている間に出てきた石を貯めて、山を作ってあります。レンガ敷きを施工するときには、下に砕石などを敷くことになりますが、この石に花壇を作ったときに出てきた石を合わせれば、砕石はわざわざ買わなくても現地調達で行けそうです。もっとも、粒の大きさがばらばらなので、平面を作るのは少々面倒になるかも知れませんけどね。
来週は、火曜日・11日が建国記念の日で仕事は休み。天気予報もあまり悪くなく、作業の続きができそうです。今から楽しみで仕方ありません。何とか整地は仕上げてしまいたいところです。
ただ、ちょっと心配なのが、今日の作業で身体のあちこちが痛くなってきたこと。特に腕の筋肉が張っているのと、腰回りの違和感が気になります。このままでは、明後日になっても鍬が振れないどころか、明日ベッドから立ち上がれるかどうかも不安です。…まあ、丁寧にマッサージして明日に痛みが残らないようにケアしておいた上で、あとは根性で乗り切りましょう。
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