CF-MX3を通勤時に持ち歩きながら、1週間を過ごしました。幸か不幸か、新幹線の車内にいてまで仕事に関する作業をしなくてはならないほどの状況には追い込まれていませんでしたから、車内ではネットサーフィンで最新のニュースを収集したり、SNSの読み書きをしたり、SSK Worldの原稿を書いたりしながら過ごしました。
現代のWeb上では、情報の提供方法として動画が当たり前のように使われます。CF-MX3の「お試しキット」には「WiMAX使い放題」という贅沢な条件が付いているので、大容量のデータをダウンロードすることになる動画でも、全く問題なく観ることができます。WiMAXも含めて、ネットへのつながり方については後日まとめてみたいところです。
また、動画と言えばもうひとつ気になっていたのが、内蔵のDVDスーパーマルチドライブを使ってDVDビデオの鑑賞がちゃんとできるのかどうか。先日テレビで放送された映画「魔法にかけられて」を見逃してしまい、自宅にあるDVDで是非見直してみたいと思っていました。しかし、家ではなかなかゆっくり見られないので、それなら通勤中にCF-MX3を使って鑑賞してしまおう!と思ったわけです。
動画を見ようと思ったときに、どうしても考えなくてはならないのが、音声をどうやって聞くのか?ということ。CF-MX3の場合、内部的にはちゃんとIntel HD Audio相当の24ビットステレオ音源を扱える能力を持っているんですが、本体に取り付けられている出口は小さなモノラルスピーカー。これでは音は楽しめませんし、それ以前に、新幹線の車内で音声を垂れ流しにするのは他の乗客の皆さんの迷惑になります。
となると、ヘッドフォンに出力するしか選択肢はありません。CF-MX3のヘッドホン端子に市販のヘッドホンを普通に繋いでしまえば解決するんですが、そこでもうちょっと凝ったことがしてみたいのが私。以前から使っているBluetoothヘッドセット・MW600を繋いでみることにしました。考えてみると、Bluetoothについてはずいぶん昔から取り上げてきた私ですが、Bluetooth内蔵のパソコンを使うのは今回が初めてになります。
接続自体は非常に簡単。Windows 8.1ではBluetoothの機能はOSに完全に統合されていますから、特にドライバーなどをインストールすることもなく、チャームからPC設定の変更に入り、Bluetoothデバイスをペアリングすることができます。
実際に新幹線の車内でやってみると分かるのが、MW600以外にも結構いろいろなBluetoothデバイスが認識されること。もちろん、これらは他の乗客の方が使っているもので、それらのデバイスとはペアリングはできないんですが、こうして見えてしまうのはちょっと気味が悪いです。
MW600とCF-MX3のペアリングが完了すると、MW600の有機ELディスプレイには、本来演奏中の曲名が表示されるところで「Windowsサウンド」と表示されます。これも、Windows 8.1自体がネイティブサポートしていることの表れですね。
ワイヤレスでも音が途切れるようなことはなく、音質自体にも全く問題なし。実にスムーズに動画の音声を聞くことができます。また、DVD再生ソフトとしてCF-MX3にインストールされているPowerDVD 10では、Dolby Surroundなどの疑似音場生成で自然な音の広がりを楽しむこともできます。もちろん、CF-MX3の処理能力には十分余力がありますから、動画再生自体も実にスムーズ。そして、フルHD解像度の12.5型IPS液晶は、額面通りの鮮やかな映像を出力してくれます。なかなか快適な鑑賞環境です。
また、MW600は、ヘッドセット/ハンズフリーとしての接続先機器とオーディオ機器としての接続先機器を個別に切り替えることができるので、DVD鑑賞の音声をCF-MX3から受け取りながら、スマートフォンの206SHからの電話を待ち受けする…なんて芸当も可能です。これは結構重宝しそうです。もっとも、私の場合は、それほど多く電話がかかってくる状況でもないので、あまり意味はなさそうですけどね。
コメントを残す