2014年3月16日 : 相変わらず風当たりの強い我が家今日も、外では強風が吹き荒れています。春の嵐は全国各地で猛威を振るうわけですが、郊外の川沿いにあり、周りには風を遮るようなモノが全くない我が家では、この時期に限らず、年がら年中強い風が吹き付けています。

この風のせいで、本来庭で楽しめるはずのことを、いろいろとあきらめてきた1年でした。しかし、これから何十年も住み続けるはずの我が家。今さら逃げ出すわけにも行きません。文句を言っていたところで、風を止めるのは不可能ですから、年中続く嵐の中でも、何とか快適に過ごさせてもらえるように、いろいろ考えているところです。


まずは、快適に過ごす以前の問題として、身体と財産の安全を確保しなくてはなりません。風が吹くと、薪小屋に積んである薪や、並べてある植木鉢など、結構とんでもないものが飛ばされてきますが、いちばん怖いのは薪小屋が倒壊すること。特に、奥行きの短い薪小屋2号館は、昨年の台風のときにも風にあおられて動いていたほどですから、早急な対策が求められます。

薪小屋を針金で地面のアンカーに固定そこで、まずは薪小屋2号館について、地面に固定して転倒対策をしてみることにしました。地面に長さ40cmのメガネ付きのアンカーを打ち込んで、薪小屋の屋根の方にもメガネ付きのボルトを取り付けて、これらの間を針金で結んでいます。

直径2.0mmの針金がちょっと堅すぎて、ねじって留めるのに一苦労しましたが、何とか作業は完了しました。40cmのアンカーが意外にすんなり奥まで打ち込めてしまったところには、少々地盤の支持力に不安を感じますが、それでもただ置いてあっただけのときよりは、ずいぶん安定感が増しました。もっとも、実際に台風クラスの強風に襲われたときに持ちこたえられるのかどうかは、そのときになってみないと分かりませんが。

もうひとつ、強風で倒れないか不安に感じていたのが、先日立てたばかりのローズアーチ。こちらは、もともと20cmほど地面に打ち込んでいるので、よっぽどなことがなければ大丈夫なはずなんですが、それでも目の前に妻の店のお客様の車が停まるかも知れない場所です。念のために、さらなる対策をしておきたいと思っていました。

ローズアーチを門柱に針金で固定こちらは、門柱との間を針金でつないでおくことにしました。門柱の方はもっと深くまで地面に埋め込んだ上に、コンクリートで固めてありますから、倒れることはまず考えられません。もともと、ガタつきもほとんどなかったんですが、これでずいぶん安定しました。真夜中に風の音に飛び起きることはなくなりそうです。


とはいえ、対症療法ばかりを続けているわけでもありません。もっと長期的なビジョンを見据えた作業も進めています。以前から何度か話題にしていますが、庭の風除けを兼ねて、南西の角あたりに大きな物置を建てようかと考えています。完成イメージの妄想図まで公開してしまったわけですが、妄想だけに終わらせるつもりは毛頭なく、準備だけは進めています。

南西の部分には薪小屋2軒が並んでいて、薪小屋1号館の南には幅2.2mほどのスペースがありました。最初に1号館を作ったときには、あまり細かいことは考えずに、1坪くらいの物置を建てるのなら、1.8m+αの空間があれば大丈夫かな…と思い、このくらいの空間を作ってありました。

しかし、改めて考えてみると、1辺1.8mの直方体を置くだけならいざ知らず、切妻屋根の木造物置なんか置こうとすると、これでは周囲に作業スペースが全く取れず、とても建築は不可能です。十分なスペースを確保するべく、薪小屋を移設することにしました。


薪小屋を移動させる位置にブロックを据えます薪小屋の基礎は、コンクリートブロック4個の上に載せてあるだけの構造。上物の部分だけ移動できれば、移設はそれほど難易度の高い作業ではありません。まずは、もともと基礎にしているブロックと高さを合わせて、新しい場所にブロックを水平に据え付けます。

薪小屋をブロック基礎から下ろす必要も出てきます今回の場合、もともと薪小屋のある位置の真下に新しいブロックを据える必要がある一方で、新しい場所に据えたときには元の場所に合ったブロックが下敷きになるので、一度薪小屋をブロックの基礎から完全に下ろす必要がありました。

言葉で書くのは簡単ですが、組み上げて相当の重量物になってしまった薪小屋を持ち上げて移動させるのは非常に大変です。片方ずつ持ち上げて回転させながら何とかずらしましたが、構造上重心がかなり高いので、冷や汗をかいた場面も結構ありました。

何とか薪小屋2軒が移動できました四苦八苦しながらも、何とか2軒の薪小屋を北側に70cmほど移動させました。さすがに、腕から背中、腰から膝まで、身体のほとんどが疲労を訴えていました。まあ、それでも翌日にはちゃんと寝床から起き上がれましたから、ほっとしています。


庭が真っ平らになりました3m弱の幅で空間が広がった南西の端の部分は、これまでの作業で大量に出ていた土砂を埋めて、平坦に整地しておきました。もっとも、盛り土をしたわけですから、このままでは物置を建てるときに地盤の支持力に不安があります。コンクリートなどを敷くことになるのではないかな?と思っています。

これで、我が家の南側の庭は全体で整地作業が終わり、ほぼ水平な面が広がるようになりました。改めて眺めてみると、非常に広く感じますね。1枚の平面になった効果は、思いのほか大きいようです。

隣にどんな家が建つかによって、強風対策としては状況が全く変わってしまいます。それでも、庭に物置があれば入れておきたい!というものは大量にありますから、いずれにしても物置は建てたいと思っています。しかし、やっぱり最大の障害になるのは資金難。ホントに、宝くじでも当てなくちゃなぁ(苦)。


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