今年の3月に、我が家の庭に芝生を張りました。4ヶ月ほどが経過したわけですが、ひとまず地面にしっかり根を下ろしてくれたようで、梅雨明け後の猛暑にも負けず、元気に成長しています。
元気なのは良いことなのですが、困るのは場所によって芝の成長の度合いが全然違うこと。まだ2~3cm程度しか伸びていない部分もあれば、中には10cmを大きく超えて20cmに届こうかという部分もあります。
一般的に、芝生は真ん中は短く周辺が長い…という傾向になります。中央付近は人がよく通って芝が踏みつけられるので、なかなか伸びてこないのだとか。確かに、隅の方でも、お転婆娘がデッキから飛び降りる着地点辺りは、周りよりも明らかに成長が遅れています。
本来、芝生は1~2cm程度に短く切りそろえて、ようやく「緑の絨毯」が完成することになるわけですが、これだけ長さが不揃いになると、せっかくの芝生もまったく格好が付きません。長く伸びた部分だけでも芝刈りをしなくては…と思っていましたが、この週末にようやく手を付けることが出来ました。
芝刈り用の道具にもいろいろありますが、今回我が家の芝生用に導入したのは、「芝用バリカン」と呼ばれる道具。ちょうど散髪に使うバリカンをもっとワイルドに大型化したような電動の道具で、これを手に持って押しながら芝を刈り取っていきます。
今回は、芝刈りをしたい場所が部分的に点在していますから、芝用バリカンにはうってつけの舞台です。もっとも、せいぜい10平方メートルそこそこの我が家の芝生では、全体を芝刈りするときにもこれを使って刈り込めば1時間もかからずに仕上がるはずですが。
近所のホームセンターで特価品として販売されていたマキタ・MUM164Gを購入しました。100V電源を使う製品で、10mの延長コードもセットになっています。マキタといえば、「ニッポンの草刈だ」というキャッチコピーで、俳優の草刈正雄が娘さんと一緒に出演しているCMがヘビーローテーションされているあの会社。草刈り機などの園芸用品の他、電動工具などでも有名ですよね。日本メーカー製の製品には、やはり安心感があります。
全くの余談ですが、草刈正雄と言えば、乗用の草刈機に「MASAO(まさお)」という商品名を付けている会社があります。MASAOシリーズの生みの親・筑水キャニコムの製品情報ページは要チェックですよ。果たしてアナタは爆笑するか、それとも怒りがこみ上げてくるか、どちらでしょうか(笑)。
バリカンの周囲には針金のガードが付いています。これのおかげで、バリカンの刃は周囲に直接触れることはなく、しかも地面から一定の高さをキープすることが出来ます。
地面からの高さ(=刈り込んだ後の芝の長さ)は、3段階に調整できるようになっています。サイドに回り込んでいるガードは、芝生の際を刈るのにも非常に便利です。座り込まなくても、立ったままでバリカンを当てて操作ができる「ロングハンドルアタッチメント」というオプションもあり、これを使えば全体を刈るために動力式の芝刈り機がなくても何とかなりそうです。
30分ほどで、長く伸びて気になっていた芝はほぼ刈り終わりました。日が傾いてきて、芝生が倉庫の影に入る頃から始めたので、熱中症の心配はほとんどなかったんですが、それでも思っていたよりずいぶん楽に済みましたね。手動のハサミだとものすごい苦行なのはわかっているだけに、ここはさすが電動のパワーです。
長く伸びた芝を短く切りすぎると、葉の部分を全て切り取り、軸の部分が剥き出しになった「軸刈り」という状態になってしまいます。芝の成長点は葉の部分にありますから、軸刈りになると成長は止まってしまうことになります。芝刈りのときには、軸刈りになってしまわないように注意しなくてはなりません。
今回は、かなり長く伸びすぎてしまったことを踏まえて、通常の芝刈りよりもかなり長めに刈ったんですが、それでも数カ所軸刈りになってしまった部分がありました。とりあえず見栄えだけは整いましたし、しばらく様子を見て、改めて全体を刈り揃えようかと思っています。1~2ヶ月後になるでしょうか。
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