9月になりました。涼しい日が続いた先週から打って変わって、残暑が戻ってきた1週間でした。エアコンも再び毎晩フル回転。しかし、明日はまたちょっと気温が低めで、過ごしやすい日になりそうです。こんなサイクルを繰り返しながら、少しずつ秋は深まっていくのでしょうね。
さて、そんな中で、先週末は久しぶりに薪集めに出かけたお話をしましたが、今週末も親戚の家まで薪になる木をいただきに出かけました。もっとも、今回の行き先は先週とは別の親戚で、車で15分くらいのご近所。とはいえ、この程度走るだけで、こんな話がいただけるくらいの田舎に行くことができるわけですから、我が家の所在地も推して知るべし…です。
今回いただけることになったのは梅の木の枝。家の敷地内で育てていた梅や栗などの木を剪定したということで、細い枝から直径10cmを超えるほどの太い枝まで様々な太さの枝が山積みになっていました。このくらいの太さなら、さんざん苦労した去年と比べれば、薪割り作業はかなり楽が出来そうです。
ともかく、我が家のデリカD:5に積めるだけ積み込んで持ち帰ってきました。2列目のシートを一番前までスライドさせて木材を満載すると、明らかにクルマの挙動が変わります。もちろん、そのことを意識して運転には注意するわけですが、こんなときに結構有効なのが、通常の路面でも駆動を4WDに切り替えて走ること。加減速のレスポンスがかなり改善します。今どきの電子制御式の4WDなら一般道を普通に走れますから、悪路を走る機会はなくとも、こうやって普段から手軽に活用したいところです。
現場の木は、長さ1mほどに刻んでありましたから、とりあえずそのまま積み込んで帰りました。家に帰ってから、さらにチェーンソーを使って30cm程度の長さに刻んでいきます。
本当はもう少し長くても薪ストーブの中には入るはずなんですが、最近は自分で薪を作るときには30cmを基準にしています。ストーブ内で縦横に組み上げるなどの取り回しを考えると、このくらいの長さにしておくのがちょうどいい感じです。
マイチェーンソーを使い始めて1年半を超えましたが、エンジンやチェーンの駆動部などの機械機構に関しては、ほぼメンテナンスフリーで快調に動いてくれています。ただし、ひとつだけ大事にしておきたいのが、毎回様子を見てソーチェーンの刃を研ぎながら作業すること。カギ型になっている刃を丸やすりで擦り、左右両側に10数枚ずつある刃を、同じ角度で綺麗に立てておかなくてはなりません。
力任せで強引に切り取るイメージがあるチェーンソーですが、基本的に刃物であることは手動のノコギリと同じ。綺麗に刃が研げている(目立てが完了している)チェーンソーなら、軽く木の上に載せていくだけで、自重でどんどん木の中に刃が潜っていきます。これができていないチェーンソーでは、ガイドバーを木に思いっきり押し当てても全然切れていきません。作業能率は段違いです。意外にデリケートな道具なんですよ。
土曜日の午後に1時間ほどチェーンソーを回しました。薪小屋2号館は、比較的太めの丸太で一杯になりました。断面の色を見比べるとよく分かるんですが、これは下半分が先週の分、上半分が今週の分ということになります。これについては、まだ斧を使って細く割っていかなくてはなりませんが、いちばん太いものでも直径は15cm程度なので、せいぜい4等分くらいにできれば大丈夫でしょう。
一方、薪小屋1号館の方には、昨日の昼の時点では長いままの梅の枝が下段に満載だったんですが、刻めずに残っているのは細い枝のみで、かなり余裕が出てきました。上段もスカスカで、薪はまだまだ置くことが出来ます。
先週も今週も、かなり前に伐った木をいただいてきたので、乾燥がかなり進んでいます。割っておきさえすれば今シーズン用の薪として使えそうな感じです。ほぼ空っぽの状態から、2週間でずいぶん増えたわけですが、それでもこの分量ではまだ今年の冬は越せません。幸い、先週分も今週分も、まだ現場に木が残っているので、また後日出かけていただいてこようかと思っているところです。交通費やチェーンソーの維持費はかかるわけですが、薪を買うのと比べればずいぶん安価。ありがたいことです。
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