10月2日に新しいレッツノート・CF-RZ4が発表されて以来、SSK Worldでもこれについての話題が続いています。最後にレッツノートを買って以来、もうすぐ10年になろうとしているわけですが、何度か「欲しい!」と思う機会はあったものの、CF-RZ4に揺り起こされる所有欲は、今までで最強と言っても良さそうです。
前回までの話の流れで、私が購入するとしたらワイヤレスWAN内蔵モデルしか考えられないわけですが、実は、ワイヤレスWAN内蔵モデルを選ぼうとすると、パナソニックストアの直販モデル以外にもうひとつ選択肢があります。それは、法人向けに販売されているモデルを購入すること。従来は、法人向けの販売網にしか乗っておらず、かなりトリッキーなやり方でないと購入できなかった法人向けモデルでしたが、法人向けのパナソニックストアから、1台単位で購入できるようになりました。
法人向けモデルとして、店頭販売モデル相当の仕様にワイヤレスWANを追加内蔵し、CPUだけをCore M-5Y70 vProに載せ替えて、Pro版のWindowsをインストールしたものが売られています。個人向けパナソニックストアのハイスペックモデルとプレミアムエディションの中間を上手く狙ったスペックで、これも結構面白いとは思うんですが、気になるのは個人向けと法人向けではサポートサービスの体制がちょっと違うこと。
法人向けモデルのサポートには、無償保証を通常の3年から4年に延長できたり(パソコンの法定耐用年数は4年ですからね)、サービスエンジニアが出張して来てくれるオンサイト修理のサービスを受けられたり、個人向けとは段違いのハイレベルな部分もあるんですが、個人的には法人向けモデルに「レッツノートクリニック」が提供されないのは大きなマイナスポイントです。購入から1年を経過したレッツノートをオーバーホールしてくれて、ついでに天板の色交換なども可能なレッツノートクリニックは、非常に魅力的なサービスです。
そんなわけで、やっぱり私はパナソニックストアモデルから選びたいところですが、CF-RZ4の場合、ワイヤレスWAN内蔵モデルは「ハイスペックモデル」と「プレミアムエディション」から選ぶことが出来ます。
ハイスペックモデルは、実際には店頭販売モデルのローエンド版と同仕様で、どこが「ハイスペック」なのか全く理解できないんですが、それでもAtom搭載機とは別次元のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。一方のプレミアムエディションは、CPU速度やRAM、SSD容量等で一段上のスペックを持っています。OSもWindows 8.1 Pro UpdateとWindows 7 Professionalを選べます(ハイスペックモデルはProなしのWindows 8.1 Updateでダウングレードも不可)し、「3年特別保証プレミアムサービス」というスペシャルな保証が標準になります。レッツノートクリニックも無償で天板交換まで出来てしまいます。
そんなプレミアムな部分を全て評価して、価格差の約10万円に値するのか?と考えると…これだけてんこ盛りなら価格相応なのかも知れないんですが、いくら何でも2台目以降として使うモバイルノートに30万円前後を支払うのはやっぱり無理です。CPUは高性能なもので早く処理を終えた方が結果的にバッテリー消費を抑えられるはずで、上位製品が狙えるのなら欲しいところですが、RAMについてはWindows 8.1 Updateで動作条件がスリム化されたので、4GBあれば十分な気がします。SSDについては、オンラインストレージのOneDriveを活用すればそこそこで十分なはず…と踏んでいます。WindowsだってPro版へのアップグレートパスはちゃんとあります。また、保証の部分は、もともと加入している損害保険の携行品保証で十分対応できそうです。
プレミアムエディションのみで選択可能な「ライジングレッド」色天板も、これまで2台のレッツノートでレッドの天板を選択してきた私にとっては魅力的ではあります。しかし、そのためだけに10万円の追加投資はあまりに痛すぎる…というより、現実的に無理。それこそ、レッツノートクリニックのときに交換できる可能性もあるわけですから、ここで無理はしない方が得策です。
レッツノートクリニックでの天板交換を視野に入れるのなら、最初は標準色にしておく(私は本体色はカッパー色よりもシルバーダイヤモンドの方が好きですね)手もありますが、クリニックまでの1~2年の間も、店頭モデルとは違う天板色で自己主張したいところです。ハイスペックモデルで選べる中では、深い青色のサンダーブルーが結構好きですね。スマートフォンの206SHの本体色に結構近い色合いですし。
パナソニックストアでは、いろいろなソフトウェアをプリインストールすることが出来ますが、これについては正直なところ全く必要がありません。Office 365、ATOK Passport、ウイルスバスタークラウドで現在持っているライセンスが適用可能ですからね。環境移行ソフトは、Microsoftアカウントによるクラウド経由の移行でほぼ対応できるはずですし、翻訳もネット接続さえ出来ればオンラインサービスが使えます。
ここまでをまとめると、「パナソニックストアのハイスペックモデル、ワイヤレスWAN内蔵、シルバーの本体で天板をサンダーブルーに変更、特別保証はなし」で、価格は181,224円(消費税8%込み)となりますが、これでもまだずいぶん高価です。購入しようとすれば、分割払いを検討したいところです。
パナソニックストアでは、12回までの分割払いなら低金利のローンが組めるキャンペーンを実施中です。タブレットやドラムなど欲しいモノのために貯めてきた貯金があるので、本来ならこれを頭金にして残りを分割払いにしたいところなんですが、残念ながらそんなに柔軟なプランは組めません。この時期なら、ボーナス払いに多めに割り振ることで、似たような支払い形態にはなりそうですけどね。
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