パナソニックから、レッツノートシリーズの2015年冬春モデルが発表されました。画面が小さい方からRZ、SX、MX、LXというラインナップは、RZ以外の3機種にもCF-RZ4に採用されたCore Mと同世代になる5000番台のCore iシリーズプロセッサが採用され、全て末尾の数字が4で揃いました。
昨年10月にデビューしたばかりのCF-RZ4はともかく、他のシリーズも筐体に変更はありませんでしたが、CPUの世代が変わるときには筐体はそのまま…というのがレッツノートの伝統ですから、これはある意味想定通り。筐体もCPU世代も同時に変わったCF-RZ4の方が珍しく、パナソニックにとってはかなりの冒険だったようです。
2014秋冬モデルのCF-RZ4ユーザーである私にとって一番気になるポイントは、今回の2015冬春モデルが2代目となるCF-RZ4シリーズにどれだけの変化があるのか。あまり劇的にパワーアップしていたりすると、損した気分になりますよね(笑)。
スペック表を見たところ、秋冬モデルから変わっているのはCPUだけのようです。店頭モデルではCore M-5Y31、パナソニックストアのスタンダードモデルではCore M-5Y10cが使われています。プレミアムエディションにはCore M最上級の5Y71が搭載されていますが、まあ、これはどっちにしても手が届きませんからね。
それぞれのCPUのスペックを並べて比べてみましょう。
Machine | 2014秋冬モデル | 2015冬春・店頭モデル | 2015冬春・パナソニックストア スタンダードモデル |
---|---|---|---|
CPU | Core M-5Y10 | Core M-5Y31 | Core M-5Y10c |
CPU動作周波数 | 0.8-2.0GHz | 0.9-2.4GHz | 0.8-2.0GHz |
GPU動作周波数 | 100-800MHz | 300-850MHz | 300-800MHz |
秋冬モデルと冬春パナソニックストアモデルの差は、GPUの基本動作周波数が100MHzから300MHzに上がっているところだけ、と言って良さそうです。しかし、実際には負荷がかかったときに最大周波数まで上がって仕事をして、また基本周波数に戻る…という動きをするはずなので、最大周波数が同じなら、それほど体感できるパフォーマンスは変わらなさそうです。
店頭モデルのCore M-5Y31は、モデルナンバーの数字が上がっている分だけ、ピーク動作周波数も少し上げられています。体感でどのくらい変わるのかは分かりませんが、高性能なCPUの方が結果的には省電力であるはず…と思っているので、スペックアップは魅力です。それでも、店頭モデルではワイヤレスWANを内蔵できませんし、冬春モデルから私が一つ選ぶとすれば、やっぱりパナソニックストアのスタンダードモデルになりそうです。
世界最軽量の筐体には、パナソニックストアモデルで新しい天板色が追加はされたものの、基本的には特に変更は無かったようです。これなら、損した気分は全然しませんね。早く手に入れた分だけ、いろいろと楽しい経験ができたと思います。島根県にも連れて行けたわけですしね。
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