先週発売された週刊アスキー3月24日号で、「新生活で使う・モバイルノート徹底比較」という特集記事が組まれていました。既にバリバリのモバイルノート・CF-RZ4を選び、使い倒している私ではありますが、こういう記事はやっぱり気になるものです。
CF-RZ4は、700g台の「世界最軽量」ボディを始めとして、いろいろな点で高い評価をもらっているわけですが、今回ちょっと目に留まったのが、バッテリー切れからの充電時間の比較。CF-RZ4が、1時間充電で89%という、今回テストに供された16機種中の最高成績を挙げたんです。
確かに、CF-RZ4の充電はかなり高速で、我が家でも、バッテリー切れのメッセージが出る10%以下の状態からACアダプターにつなぐと、1時間もあれば9割前後の充電が完了しています。しかも、その速さはスリープ時でも使用時でもほとんど変わりません。カタログ値としては、充電時間は電源のON/OFFに関わらず「約2.5時間」と記載されていますが、実際にはもっと速く、1時間半ほどで満充電になっているようです。
週刊アスキーでは、「省電力のCore Mを採用しているためか、起動時の充電が高速」と分析しています。ACアダプターの出力に比して本体の消費電力が少なければ、その分バッテリー充電に出力を割けるわけで、それは確かに一理あるとは思いますが、そもそもなぜ電源のON/OFFに関係なく高速なのか?と考えてみると、他にも重要なポイントがあります。
「USB充電は遅い」とも指摘されているように、専用ACアダプターを使っているため充電速度(単位時間当たりの充電容量、と思って下さい)が速いことも効いているはずですが、それ以前に押さえておきたいのが、バッテリーの容量自体が従来のレッツノートより小さくなっていること。同じ充電速度が稼げるとすれば、小さいバッテリーならその分だけ満充電にできるまでの時間を短縮できることになります。
バッテリーが小さく(=軽く)なっていることが、「世界最軽量」の達成に大きく貢献していることは間違いないでしょう。しかし、そこでバッテリー駆動時間を実用的なレベルに維持しているところがレッツノートの底力。もちろん、これはCore Mを核にした超省電力設計あってのもののはずです。
こうして眺めてみると、この「充電の速さ」も含めて、CF-RZ4の様々な高性能は、実は互いにつながっていることがわかります。軽さが注目されることが多いんですが、どこから見ても、妥協のない技術が投入されていると感じますね。「とんがる」ためには、その先端だけでなく周りの部分も研ぎ澄ますことが必要です。弱点があるとしたら…価格くらいのものでしょうか(汗)。
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