6月の最初の1週間が、あっという間に過ぎていきました。そう感じるのは、ひとえに自分がこの1週間何もしなかった…というより、何もできなかったからでしょう。
先週もちょっと話題にしましたが、先週は娘が熱を出して、学校を休んでいました。これに続いて、週末にはお義父さんが体調不良を訴えはじめました。「娘の風邪がうつっちゃったのかな」と思っていたんですが、様子を見ているうちに、日曜日には熱も上がり、すっかり寝込んでしまいました。
心配なので、週明けに早速お義父さんには病院に行ってもらったわけですが、診断結果は何と「インフルエンザB型」。冬場の病気だとばかり思っていたインフルエンザが、梅雨入り直前のこんなに湿度が高い時期に?とびっくりしたわけですが、検査で陽性だったというのですから、そういうことなのでしょう。わからないものです。
我が家をいろいろと病原体が飛び回っている状況で、何としても私は感染を防がなくては!と思っていたんですが、火曜日の朝から身体には異変が忍び寄っていました。
この日は、朝はランニングに出よう!と思っていたんですが、どうも腰から下に違和感があったので、出るのをやめておきました。その後、いつも通り電車を乗り継いで職場に出たわけですが、昼前あたりからどうも身体がだるくて仕方ありません。頭が重く、腰から下も、午後には単なる違和感から節々の痛みに変わってきました。
妻との間では、こんなLINEのやりとりが。↓
私「なんとなく腰が痛いし、頭も痛いし、ノドもなんか変」
妻「ヤバい。インフルエンザB型かも。じいじ(注:義父のこと)が土曜日に同じことを言ってたよ!」
そう言われては、私も不安になります。まさか…とは思いながらも、インフルエンザを職場にばらまいてしまってはシャレにならないので、花粉症対策として鞄に常備していたマスクを取り出して着け、午後の仕事は何とかこなし、残業はせずに帰ってきました。
帰宅して体温を測ってみたら38度2分。インフルエンザかどうかはともかく、正常な状態でないことだけは確かです。とりあえず熱冷ましを飲んで、氷枕を用意し、インフルエンザを念頭に妻と娘は別室に寝るように「家庭内隔離」体制を取り、ひと晩様子を見ました。
水曜日になっても、体温はきっちり38度。そして、足腰の痛みはさらに酷くなりつつありました。これでは出勤もままなりません。朝イチで病院に行きました。先生に症状をお話ししたところ、同じ家にインフルエンザ患者がいる(というより前々日にこの病院が診断したばかり)ということで、インフルエンザの検査をすることに。結果は陰性だったんですが、他の症状も考えるとインフルエンザの可能性が非常に高い…とのことで、インフルエンザに対応する薬が処方されました。
何しろ、家族はともかく自分自身はインフルエンザにはSSK Worldがオープンして以来かかっていないので、「インフルエンザの薬」というのは飲んだ記憶がないんですが、それにしても初めて見たのが「吸入粉末剤」という製剤。小さなボトルの口をくわえて息を思いっきり吸い込むと、粉末の薬が気管支まで吸い込まれて広がる仕掛けです。その状態で数秒間息を止める…ということなんですが、結構むせて大変でした。
あと、麻黄湯(まおうとう)という漢方薬が処方されました。インフルエンザに漢方薬とはなんとも違和感があるんですが、これは、初期のインフルエンザに効果があると正式に認められているのだそうです。
吸入粉末剤を吸い込むのは最初の1回のみ。その後は、指示通り食前・食後に指示された薬を飲んで、ひとりで2階の寝室で横になっていました。金曜日までの3日間は、体温は測ったように38度台を維持した状態で、身体はかなりしんどかったですね。それでも、発熱しているのは体内の免疫機構が病気と闘っている証しでもあるわけで、むやみに解熱剤は使いたくなかったので、極力そのままで過ごしました。さすがに、夜は眠れないので解熱剤を飲んでから床に入り直しましたが、それでもぐっすりは眠れませんでした。
土曜日になると、ようやく体温が下がり始めて、身体の痛みも少しずつ和らいできました。日曜日には体温は37度以下に下がり、ベッドから起き出して何かしようかな?という気持ちが出始めました。食欲もずいぶん戻ってきました。
これなら、月曜日には仕事に行けるぞ!と思っているわけですが、不安なのは体力がすっかり落ちてしまったこと。30分も起きていると、身体が重くなってくるんですよね。1週間前には3km走った人間とはとても思えません。もしかして、あの日の走りも今ひとつ冴えなかったのは、既にインフルエンザに身体がやられ始めてたのでしょうか?…まあ、今となっては何を言っても単なる言い訳なんですが。
5日間のインフルエンザウイルスとの戦いは私を相当に消耗させたようで、鏡を覗くと、頬がこけて無精ひげが伸びまくった(これは単に私が放りっぱなしだっただけですが)ちょっと情けない顔が写ります。体重を量ってみると、先週末よりも約3kgの減。半年間ランニングを続けても、こんなに減量できていなかったのに…これなら病気した方が簡単じゃないか!とつい絶叫してしまいました。もちろん、こんな不健康な減量では意味がありませんね…きっとすぐ元通りになりますし。それよりも、また軽く走れるくらいまで体力を戻す方が大変かも知れません。
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