Windows 10 Insider PreviewのBuild 10158が、更新頻度「Fast」のInsiderたちに向けて配信されました。このビルドでは、新しいWebブラウザーの名前が、先に発表のあった正式名称である「Microsoft Edge」に晴れて変更となりました。また、Insider向けの情報ポータルアプリの「Insider Hub」が標準でインストールされないようになりました。Wi-Fiがスリープ復帰後にほぼ確実にお亡くなりになる不具合も解消しています。あと1ヶ月を切った製品版デビューに向けて、最後の仕上げが始まっているようです。
…と思っていたら、翌日には何と「Build 10159」の配信がありました。2日連続で新ビルドが公開されるなんて、誰も思わなかったでしょう。私も、職場でCF-RZ4を起動しておいたら、いつの間にかBuild 10159のダウンロードが始まっていてびっくり。中には、Build 10158のダウンロード中にBuild 10159が公開されてしまい、Windows Updateでの更新に失敗したユーザーもいたとか。数GBの大容量のアップデートを毎回ダウンロードする私たちの身にもなってほしいものです。
ビルド番号の増分はたったの1ですが、Build 10158からは300以上の修正が加えられているのだそうです。いかにもデビュー前の最終段階ですね。しかし、それ以上に気になったのは、Microsoft社のWindowsブログ(英語版)の記事によると「ひとつの非常に興味深い変更(one very interesting change)」が含まれているらしい…ということです。
それが何を意図した表現なのかはまだ明らかにされていませんが、このBuild 10159でひとつ目を惹くのは、新しい壁紙が用意されていること。この壁紙は、デスクトップだけでなく、これまたレイアウトに変更が加えられたログオン画面でも使われています。
この壁紙、一見WindowsロゴをデザインしたCGのように見えますが、実は大がかりな仕掛けで写真として撮影されたものなのだとか。何とメイキング画像まで公開されています。これだけ手が込んでいるということは、おそらく製品版のWindows 10でもこの壁紙を使うつもりなのでしょう。情報としては面白いんですが、これが「ひとつの非常に興味深い変更」だとすると、ちょっと物足りなさは感じます。
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