欲張り1泊2日 (1)

6年ぶりの5連休・シルバーウィークも終わり、昨日・今日はもうお仕事に戻られた方も多いかと思います。しかし、図々しくも2日有給休暇をねじ込んで9連休にしてしまった私は、今日も昼からパソコンに向かっていたりします。

5連休の最後の2日、22日と23日は、1泊2日で妻と娘と一緒に旅行に出かけていました。せっかく出かけるのだから…と、いろいろと予定を詰め込んでしまうのが、私の悪い癖。しかし、今回はそれほど予定を詰め込んでいなかったはずなのに、結果的には内容盛りだくさんの欲張りな2日間になってしまいました。


東京スカイツリーを見上げる

1日目・22日には、たった一つの予定しか入れてありませんでした。この日の唯一の目的地は、東京スカイツリー。言わずと知れた、日本国内では最も背の高い建造物です。634mという全高は、建造物としては世界でも2番目に高く、「自立式の鉄塔としては」というカテゴリーなら世界一となります。

今回は、そもそも全く別の理由で東京に行くことになったんですが、「せっかく行くなら」と、私がリクエストしました。「○○と煙は高いところに上る」とも言いますが、どこに出かけても、高いところには登りたがる性分です。

東京スカイツリーの「天望デッキ」への入場券は、当日現地で購入する以外に、日時指定の予約券を購入することができます。当日券のほうが安いんですが、入るまでにずいぶん待たされるそうですし、入場制限等の影響を受ける可能性があります。せっかく行くからには、美味しいところをスッキリ楽しみたいですよね。Webサイトから、22日の午後4時30分~午後5時の予約券を手配しました。


今回も、例によって交通手段は我が家の愛車・デリカD:5。22日の東名高速道路の上り線は、首都圏に帰る車たちで、大渋滞が予測されていました。まともな時間に出発したのでは、予約した時間にスカイツリーにたどり着けるかどうかわかりません。

というわけで、妻と娘を無理やり早起きさせて、朝6時に出発しました。この時間に出発すれば、神奈川県内の渋滞には引っかからずに、首都高でちょっと流れが悪い程度で済むはずでした。とはいえ、途中で事故など発生すればそんな予測はあっという間に吹き飛んでしまうんですが。

結果的に、事故などに遭遇することもなく、ほぼ予測通りの順調なドライブで、朝10時頃にはスカイツリー付近までたどり着くことができました。渋滞予測が事前に発表され、渋滞状況がリアルタイムでカーナビに飛んでくるおかげで、渋滞にはまり込むことは、ずいぶん回避できるようになっていますね。


浅草寺はどこに行っても人でいっぱい

たっぷりと時間ができたので、午前中はスカイツリーのご近所の浅草寺を参拝することにしました。こんな時期なので仕方ないんですが、雷門から仲見世通り、浅草寺の境内に至るまで、どこに行ってもものすごい人波。3人で手をつなぎ、はぐれないように進むので精一杯でした。

人の多さそのものはもちろんなんですが、びっくりするのは周りの人たちの話し声。日本語でないものの比率がずいぶん高くなっています。さすがは日本を代表する観光地の一つです。特に、中国語のあの特徴的なイントネーションが目立ちましたね。店の商品POPにも、英語などが併記されているのをよく見かけました。

カラダの悪いところに煙を掛けると良くなる…ということで、家族一同、頭にたっぷりと煙を被ってきました。どういう意味かは、皆様のご想像にお任せします(笑)。


昼食を済ませた後、ホテルにチェックインして一休み。改めてスカイツリーへと向かいました。ずいぶん余裕を持って到着できたので、スカイツリーの真下に広がるショッピングモール・東京ソラマチをひと回りしました。

これはソラマチに限らず、東京のどこに行っても言えることですが、いろんな店が軒を連ねている中に、浜松のショッピングモールにも入っている店を結構見かけます。地元でオシャレな店をいろいろ楽しめるようになったのは良いことなのでしょうけど、逆に、東京などに遊びに来たときの楽しみは、ちょっとずつ減ってきているような気がしてなりません。それでも、ここだけの限定アイテムが売られていたりして、ちゃんとプレミアム感は提供していただけるんですけどね。

午後4時半を待って、チケットカウンターに向かいます。予約したときの通知メール(画面の提示でも可)とクレジットカードを提示すると、入場券に引き換えてくれます。10分ほどの待ち時間でエレベーターに乗車し、50秒ほどで高さ350mの天望デッキに到着です。

高さ450mの天望回廊へは、天望デッキで入場券を購入して上がることになります。前売りを一切しないということで、自動的に入場者を制限できるわけですね。東京タワーの特別展望台も、同じようなシステムになっています。


ところで、なぜ午後4時30分からという時間帯に予約を入れたか?なんですが、これはひとえに、昼と夜の眺望を両方とも楽しみたかったから。同じことを考える人はたくさんいらっしゃるようで、夕方はスカイツリーが一番混み合う時間帯だそうです。

東京スカイツリー : 夕方の展望デッキ

最初はまだ空は明るく、逆光の西日の向こう側に微妙にかすんで見える高層ビル群が幻想的でした。

東京スカイツリー : 天望回廊からの夜景

程なく日は沈み、町の明かりが少しずつ増え、午後6時頃には、眼下に広がるのはすっかり夜景になりました。狙い通り、1度の訪問で2倍楽しめましたね。

昼から夜への変化は、最近話題のタイムラプス撮影にうってつけの題材だと思うんですが、家族連れで来ている中で、さすがにそれを実行するほどの余裕はありませんでした。私ひとりで出かけていたのなら、それでも強行したかも知れませんけどね(苦笑)。

天望デッキでは、家族3人揃って記念写真を撮ってもらいました。旅行先ではカメラを持って歩き回り、妻と娘は撮りまくっているわけですが、3人一緒の写真はなかなか撮る機会がありません。いい思い出になります。


…と、ここまでが1日目。展望台から降りてきた後は、夕食を摂ってからホテルに戻り、身体を休めました。

この程度では、大して欲張ってないのでは?という声も聞こえてきそうですが、実は今回欲張ったのは2日目の日程だったんですよね。続きはまた回を改めて。


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