先週日曜日・11日は、高校の同窓生の皆さんと、「ガーデンパーク駅伝」に参加しました。今年5月の佐鳴湖駅伝と同じように、14人がタスキをつないで、浜名湖ガーデンパークに設定された1周3kmのコースを使い、フルマラソンと同じ42.195kmを走る…というものです。
今回、私は普段のランニングのときと同じように、片手にスマートフォンを持った状態で走ることにしました。佐鳴湖駅伝のときには、時間などを計るアイテムは何も持っていなかったので、ペースをつかむのに苦労したんですよね。
Xperia Z4は防水・防塵仕様。さらに衝撃から筐体を守るバンパーも装着していますから、持ち歩くこと自体に心配はありませんでした。ところが、スタートしてすぐのところで、突然画面が真っ暗に。画面ロックを解除しても、なぜかアプリがまともに表示されず、タッチしても極端に鈍い反応。結局最後まで正常な表示は見ることができませんでした。
どれかのアプリが暴走していたのではないかな?と思っていますが、結局200g近い文鎮を持っていたのと変わらず、全く役には立ちませんでした。まあ、まともに走ってタスキをつなぐことはできたので、笑い話で済むんですけどね。
一緒に駅伝に出場した皆さんも、それぞれ手元で時間や距離などの情報を把握しながら走っています。私と同じように、スマートフォンを手で持ったり、ポーチに入れたりして走っている方もいらっしゃいましたが、腕時計を使っている方が結構多いですね。
ただ、よく見てみるとタダの腕時計ではありません。単に時間が計れるだけではなく、GPSや加速度センサーで距離を計測したり、心拍数を計測できたりする、高機能なものです。さらには、スマートフォンやパソコンにデータを転送して、走った記録を残すこともできたりします。
もちろん、そんなアイテムがあることは知っていましたが、わざわざ高価な買物をしなくても、スマートフォンを持って走ればほぼ同じことができるんだから…と、ここまで頑張ってきました。でも、やっぱり腕に巻き付いていてくれた方が、走るのは楽です。
昔からこの手の「腕時計型のランニング支援デバイス」は結構いろいろと巷に出ていて、機能や性能も、価格もピンからキリまであります。しかし、せっかく購入するのなら、ランニング専用というのはもったいありません。他にもいろいろと使えた方が面白いですよね。
そう考えたときに、俄然気になるのが、様々なアプリケーションを好みに合わせてインストールし、機能をどんどん拡張していける、いわゆる「スマートウォッチ」。まあ、皆さんのランニング用の腕時計だって、十二分に「賢い」(smart)腕時計(watch)なんですが。
Apple Watchの登場により、一気に裾野が広がりつつあるスマートウォッチの市場なんですが、Apple WatchはiPhoneとペアにならないことにはほとんど使い物になりません。Androidスマートフォンを持っている私の場合、おそらく最良の組み合わせになるのが、「Android Wear」というプラットフォームを採用した製品たちです。その名のとおり、基本的にはAndroid端末とペアを組んで動作します。
Android Wear向けのアプリなら、基本的にどのメーカーの製品にインストールしても使えるほか、Android端末に表示される通知が、基本的にはそのまま表示される仕組みになっています。マイクに「OK Google」と話しかければ、端末の通信経由で音声認識が起動するのだそうです。アプリがAndroid Wearのための特別な対応をしなくても、ある程度連携した使い方ができるのは、なかなかウマい仕掛けです。
以前から、Android Wearの中で一番気になっていた商品が、SONYの「SmartWatch 3」でした。何とまあひねりのない名前なんだろう?…と思う方もあるかも知れませんが、SONYはApple Watchよりもずっと前から、スマートフォンと連携する腕時計型の子デバイスを手がけてきた会社。ある意味、「これこそ元祖スマートウォッチだ!」と言えるかも知れません。
SmartWatch 3の他社競合製品に対する最大のアドバンテージが、GPSの受信機能を持っているため、親機のスマートフォンがなくても現在の位置を取得、記録できること。ランニングを支援するアプリの中にも、これを活用して親機無しでのログ機能を提供しているものが、いくつか登場しています。
妙に腕時計っぽさを演出しようとしない、シンプルなデザインは結構好みです。大きさも何とか常識的な範囲に収まっています。水中に沈めても大丈夫な、IP68相当の防水・防塵仕様も大きな魅力ですね。さすがにこれを付けたまま泳ごうとは思っていませんが(笑)。
バッテリーが2日程度しか持たないのは、他社製品も大差ないので仕方ないところです。充電の際には裏蓋のキャップを開けてMicroUSBのケーブルを差し込む必要がありますが、クレードルを必須としない仕様は、逆に小回りが利いて良いかも知れません。
SmartWatch 3が登場したのは昨年の秋。そろそろ、次の「SmartWatch 4」が出てくるのでは?という話もちらほら聞こえてきます。9月にXperia Z5が登場したときに、同時に出てくるとも言われていましたが、結局出てきたのはディスプレイを持たないライフログ用センサーのSmartBand 2のみでした。
SmartBand 2の特徴の一つが、心拍計を内蔵したこと。心拍計も、ランニング支援のアプリにとっては、実に使いでのあるデバイスになるはずで、競合他社のスマートウォッチには、既に心拍計を内蔵している機種が結構あります。来たるべきSmartWatch 4にも心拍計が内蔵されるのでは?と、期待が高まります。
今は、スマートウォッチ購入に向けてコツコツと貯金中ですが、年内くらいにSONYから新製品が出てくるのなら、十分購入候補になる可能性があると思っています。妙な新しい名前は付けずに、「SmartWatch 4」という商品名で登場してほしいですね。そうなれば、Xperia Z4、CF-RZ4と並べたときに、全て数字が「4」で揃いますから(笑)。
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