一昨年の秋から久しぶりに走り始めて、1年と少々が経ちました。マラソン大会にエントリーするだけでなく、駅伝で他の皆さんと一緒に走る楽しさも加わり、気になっていた体重も減り始め、かなり良い気分でした。
今年も、来月開催される「第12回浜松シティマラソン」の5kmの部にエントリーして、去年よりも速く走れるように…と、時間を見つけてはランニングを続けていました。ところが、ここに来てちょっと困った問題が持ち上がっています。
11月の中頃から、走った後に右足にちょっと違和感が残るようになっていました。最初はふくらはぎが張っているような感じで、筋肉が疲れているのだろうな…と思っていたんですが、しばらくするとどうも何かが違う?と思い始めました。
アプリの練習記録によると、11月30日に既に足首の違和感に関する記載が残っています。足首とは言っても関節そのものではなく、実際に気になっていたのはそのすぐ上、すねの内側のあたり。走る前は特に気にならないんですが、走り始めると痛み始めて、しばらく走っていると落ち着いてきます。
走り始める前のストレッチが甘いのかな?と思い、念入りに準備してから出発するようにしていたんですが、それでもなかなか状態が収まらず、年末あたりには何もしていないときでも鈍痛が残る感じになっていました。それでも走れないほどの痛みではなかったので、無理はしないように…と、ちょっと練習量は減らし、様子を見ていました。
年が明けても痛みは治まる様子がなく、そのうちに、通勤で歩いているときにも衝撃が気になるようになってきました。これはさすがに何かマズいぞ…ということで、一昨年に腰を痛めたときにもお世話になった整形外科を受診しました。
症状とここまでの経過を説明し、触診を受けた後、レントゲン写真を撮ることに。「疲労骨折かも知れないよ」と言われ、すーっと血の気が引きました。確かに、触ってみてもあまり筋肉はなさそうな場所ですし、骨の異常の可能性は理解できます。しかし、骨折ではさすがに来月のマラソンに出るのは無理でしょう。
神妙な面持ちで写真室に入り、2枚ほど撮影されてから再び診察室に戻りました。足のレントゲン写真を見る限り、骨に何か異常があるようには見えません。私はホッとしたわけですが、それでも先生からは「走るのはしばらく休んでください」という診断が。このまま続けていると、疲労骨折に至る可能性がある…とのことでした。日常生活の制限までは必要ないものの、足に負荷を掛けるのは禁物だそうです。とりあえず2週間分の痛み止めを処方してもらい、経過を見ることになりました。
このときに、先生が「○○○○○○○と言って、疲労骨折の一歩前みたいなモノ」という表現をされたんですが、耳慣れない言葉でうまく聞き取れず、帰宅してから調べてみました。
先生が唱えた謎の呪文の正体は「シンスプリント(英語 ; Shin splint)」。正式な病名は「脛骨(けいこつ)過労性骨膜炎」というのだそうで、骨ではなくそれを包む骨膜に炎症が生じている状態です。疲労骨折と同じで、基本的に運動のしすぎで起こるもので、10代~20代の若者に多いのだとか。そういえば、先生からも「簡単に言えば、やりすぎですな」と言われました。
ネットサーフィンで各所の説明を読むと、まさに私の現在の症状そのもの。激痛ではないので無理して運動を続けて、疲労骨折を起こす場合もあるそうで、私も病院に行かずに走り続けていたら…と思うと、ゾッとします。
治療方法は、基本は安静にするくらいしかないそうで、あとは炎症に対して冷やしたり、痛みを抑えたりすることになります。安静にすると筋力が落ちて、運動するとまた炎症が起こり…という悪循環に陥って長引くこともあるようです。マラソンをする私にとっては、エアロバイクや水泳などが有効そうですが、ジムに通うほどの時間の余裕はありませんし、どうしたものか。
せっかくエントリーしているマラソンには、出来ることなら出場したいし、そのためには練習もしたいのですが、無理をしてポキッと行ってしまっても困るので、まずは2週間しっかり安静にして様子を見ようと思います。それで症状が治まらなければ、悔しいけれど出場は見送るしかなさそうです。
これでランニング生活が終了してしまうわけではありませんからね。ダメなら次を目指して、ちゃんと準備しましょう。
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