我が家の外構は、ほとんどがDIYで作ったものであるわけですが、今の庭づくりへの流れを決定的にした最初の大作は、やっぱりレンガ敷きの玄関へのアプローチかな?と思っています。作ってから2年が経ちましたが、早くも使い古されたアンティーク感が出てきて、なかなかいい感じです。
我が家に訪れる方々にも、結構褒めていただけるのは嬉しいんですが、実はこのアプローチ、重大な問題を抱えていました。
というのも、周りの地面よりもレンガ敷きの方が低くて、雨降りのときなどには水が溜まるんです。これではレンガを敷いた意味がありません。
後から芝生を張ったのが最大の要因ではあると思いますが、どうやらレンガ敷き自身も不同沈下しているようで、水が溜まる場所が定まってきました。これはさすがにいただけません。
週末の時間を使って、レンガ敷きをちょっと直してみることにしました。自分自身で作っているから、直し方も何となく見当が付くのがDIYの良いところです。去年から大量にレンガを敷いて、ノウハウがずいぶん蓄積されてきましたから、今ならもうちょっと上手に出来るかな?という思いもありました。
まずは、レンガを取り除きます。レンガ自身はモルタルで固めたわけではないので、起こせさえすれば簡単なはずなんですが、両脇を「固まる土」で舗装してあったので、これを剥がさなくては動きません。相当固いんですが、鍬を振り下ろして何とかたたき割り、レンガを取り除いていきます。
1時間ほどでレンガを全て取り除き、砂の面が露わになりました。入り込んでいる草の根や、固まっていた土の破片なども取り除いておきます。
この上に、買ってきた新しい砂を足して敷き均します。レンガ敷きが水没しないように、2cmほどかさ上げする感じで砂を敷き詰めました。先日施工した元砂場のレンガ敷きと同様に、中央部分がやや高くなるように成型しておきました。
あとは、丁寧にレンガを並べていくだけ…となるわけですが、ただ並べ直すだけというわけにも行きません。最初に並べたときに、きっちりとレンガを詰めすぎて、はめ込むのに苦労した教訓を元に、今回は意識して目地を空けて並べ、間には珪砂を流し込みました。白い目地が映えていい感じです。しかし、せっかくのアンティークな味がリセットされてしまいましたね(苦笑)。
レンガ敷きの周りには、前回同様に固まる土で舗装をしておきました。写真でも、舗装とレンガ敷きの間に段差があるのを見て取れるのではないかと思います。真ん中を高めにしたことも含めて、これなら水没することはないはずです…が、実際に雨が降ってみるまでは、なんとも言えないところですね。
ところで、目地をしっかりと空けて敷き直したために、面積はほとんど変わっていないのにもかかわらず、レンガが十数個余りました。
このレンガは、ただ置いておくのももったいないので、また他の何かに使おうかと思っています。実は、もう既に構想自体はちゃんとあるんですけどね。土用を気にしなくても出来る作業なので、また時間が出来たときにやってみましょう。
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