au版のXperia Z4・SOV31に、6月14日からAndroid 6.0へのアップグレードの提供が始まります。NTTドコモ版およびソフトバンク版については、既に4月に提供が始まっていましたが、これでようやくauユーザーも追いつけるようになります。
新しい省電力管理機能等のAndroid 6.0としての新機能はもちろん、新しいカメラアプリなどのXperia Z4としての更新も他社版と同様に提供されます。ひとつ気になっているのが、ハイレゾ音源の再生とノイズキャンセリング機能の同時利用が可能になった…ということ。専用のヘッドセット・MDR-NC750との組み合わせが必要になります。
MDR-NC750は、当初はXperia Z5とほぼ同時期に発売されたもので、Z4でも「ハイレゾ+ノイズキャンセリング」で使えるのか?と期待したんですが、残念ながら当時は正式には非対応。今回のバージョンアップで晴れて使えるようになります。
Xperiaでノイズキャンセリングタイプのヘッドセットを使うと、両耳の集音用マイクを使って擬似的にバイノーラル録音(本来はハリボテの頭部の両耳の鼓膜の部分にマイクを仕込みます。臨場感の高い録音が可能)ができる…という裏技もあるのだそうですね。こちらにも期待したいところです。
…というのはともかく、実は我が家には既にAndroid 6.0ベースで動作しているデバイスがひとつあります。それは、先日購入したスマートウォッチのMoto 360 Sport。購入直後にシステムアップデートが配信されて、Andorid Wearのバージョンは1.5となっていますが、ベースとなるAndroid OSは6.0.1と表示されています。Android Wearも基本的にはAndroidをベースにして作られているんですね。
見た目はスマートフォン版のAndroidとは全く違いますが、Andrid WearがAndroid 6.0から引き継いでいる機能に、アプリの権限設定があります。アプリからユーザーデータへのアクセスを許可するかどうかを、個々のアクセスがある毎に選択できるようになりました。Android 5.xの時代は、インストールする際に、全てのアクセスについて一括で認めるかどうか選択する仕組みになっていました。
他にも、Android 6.0で改善された電力管理の仕組みも取り入れられて、従来よりもバッテリーライフが改善されている…はずなのだとか。使い始めたばかりで、あまり効果は体感できないでしょうけど、実現しているのなら嬉しいことです。
スマートフォンにAndroid 5.0、ウォッチ側に6.0という、ちょっとちぐはぐな構成になっていますが、特に動作には問題はないようです。それでも、両者でAndroidのバージョンが揃えば、もう少しスムーズな連携が出来るのでは?と思っています。あと数日間、楽しみにしておくことにしましょう。
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