7月15日・16日の2日間、日本プロ野球のオールスターゲームが開催されました。私は、残念ながらテレビ中継をちらちらと見る程度しか出来なかったんですが、今年も選手たちの高いレベルのぶつかり合いを十分楽しめたのではないかな?と思います。
北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平選手の活躍が際立っていましたね。彼は、第1戦ではホームランダービーに出場して優勝。第2戦では球宴初ホームランを含む3安打2打点の活躍を見せて、最優秀選手(いわゆるMVP)に選出されました。
もちろん、誰もが認める好成績ではあるわけですが、ひとつどうしても押さえておかなくてはならない前提条件があります。そもそも、彼は「先発投手」としてファン投票で選出されているんですよね。
コンディションの問題で投球はできなかったものの、野手としてのプレーはできるから…ということで出場してこの結果。投げられなかったのはいただけませんが、見事なフォローと言えないこともありません。というより、これでマウンドにも上がっていたら、どんな活躍を見せたことやら。恐ろしくすらあります。
さて、大谷の二刀流は、オールスターゲーム限定のショーではない…ということは、多くの皆さんがご存じかと思います。4年前のドラフト会議のときには、メジャー志望だった彼をファイターズが強行指名し、何とか口説き落として入団にこぎ着けたわけですが、当時から二刀流の話は取り沙汰されていました。
そうは言っても、投手の役割ですら分業化が進んでいる現代プロ野球で、しかも指名打者があるパ・リーグ。まさか本当に二刀流で起用することはないだろう…と思っていたわけですが、予想は見事に裏切られました。入団当時、4年目となる今まで二刀流での起用が続いていると考えていた人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
しかも、今季は交流戦以外でもDHなしで投打共に出場するなど、さらに本格的な二刀流シフトが進んでいます。今月3日には、「1番・投手」で出場して、先頭打者初球ホームラン…という快挙をやってのけました。このホームランが今季10号で、規定打席には達していないものの、打率も3割以上をキープしています。一方、投手としてもここまで8勝、防御率は2.03。まさに八面六臂の大活躍です。
ここまで来たら、もうとことん二刀流で突っ走ってほしいですね。メジャーリーグではイチローが「生きる伝説」として記録を伸ばし続けていますが、大谷も伝説を作りながら進んでいるプレーヤーのひとりだと思います。そんな人たちと同じ時間を生きている喜びを感じている今日この頃です(笑)。
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