Windows 10 Creators Updateの提供開始に先駆けて、8月31日には、au版のXperia Z4・SOV31に対して、Android 7.0へのバージョンアップを行うアップデートの提供が始まりました。半年ほど前には、すでに対応されることが公表されていましたから、あとはこの日が来るのを待っている…という状況でした。
職場から帰宅後、1.2GBの巨大なデータを自宅のインターネットからWi-Fi経由でダウンロードして、即刻アップデートしました。Androidのバージョンアップは、OS自体を書き換えた後に各アプリの最適化を行うため、再起動後にもかなり待たされます。結構細々とアプリをインストールしているせいか、この最適化だけで1時間近く待たされることになりました。
アップデートは時間こそ掛かったものの、大きな問題も発生せずに無事終了。Androidのバージョンは7.0になりました。現在公開されている最新版のバージョンは7.1だそうで、これは最新版ではないことになりますが、Androidは各キャリア、各端末へのカスタマイズが大変な作業だと聞いているので、こうなってしまうのも仕方ないのかも知れません。
ユーザーインターフェースとしては、基本的にはAndroid 6.0のときとほとんど変わっていません。Googleが提供する基本的なアプリのアイコンが、一部変更になっている(キャプチャ画面には電話がありますね)のが気になるくらいです。
Android 7.0の「飛び道具」と言えそうなのが、画面を分割して2個のアプリを同時に操作できるようになったこと。縦画面の時には上下に、
横画面の時は左右に画面が分割されて、その比率はユーザーが真ん中の黒い線を動かして調整することができます。横画面の方が見やすそうなんですが、少々窮屈です。この春あたりから、縦横比が2:1以上の細長い画面を持ったスマートフォンが登場するようになっているのも頷けます。
ただ、この2画面表示に対応できるアプリ自体が、現時点ではそれほど多くありません。新しく登場した機能なので、普及していくにはもう少し時間が掛かりそうです。そもそも、こんなに狭いスマホの画面で有効な機能なのか?という疑問は残ります。
目に見えない部分にはなりますが、私がAndroid 7.0に最も期待していたのは、省電力機能の改善でバッテリーライフが伸びるのではないか?という点でした。
1週間ほど使ってみたわけですが、残念ながらOSバージョンアップによって電池の持ちが良くなったとはとても思えません。とはいえ、そもそも1年半以上使い続けているわけですから、バッテリーの方がくたびれているという点もありそうです。
こうなってくると、本格的に「次」をどうするかを考えなくてはなりません。これまでなら、「2年縛り」が明けるまでなんとかして踏みとどまるしかなかったんですが、格安SIM・格安スマホの台頭で、それが必ずしもベストの選択肢とは言えない状況になってきています。乗り換えるなら早いほど得!という場合もあるので、あまりモタモタしているわけにも行きません。まあ、とにかく考えて決めましょう。
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