新しいSIMフリースマートフォン・NuAns NEO [Reloaded](以降「NEO Reloaded」)が、これまで使っていたauのSIMをそのまま挿すだけではLTEでのデータ通信ができず、使い物にならない…ということが明らかになりました。さて、それならどう対応する?ということになるわけですが、選択肢はいくつか考えられます。
いちばんシンプルなのは、au回線をそのまま使うために、月額540円の「LTE NET for DATA」オプションを追加契約すること。しかし、これは普通にauのスマホを使っている皆さんよりも月々540円高い利用料を払わなくてはならない…ということであり、どうも釈然としません。
さすがにNEO Reloadedを音声通話専用機にするのも、Wi-Fiスポットのある場所専用のデータ端末にするのももったいない話。とりあえず考えたのは、音声通話にauのSIMを使いつつ、データ通信はWi-Fi経由で確保するという方法でした。
もちろん、既にヨレヨレのSOV31を使ってテザリング…というのでは本末転倒。どこかでWi-Fiルーターを調達するのも、回線契約を含む追加投資が必要になるので、これまた「追加出費を避けたい」という趣旨から逸脱します。
もうひとつ実現可能な方法が、レッツノート・CF-RZ4に内蔵されたワイヤレスWAN機能を使って、インターネット接続を共有すること。これは、以前にやったこともある方法ではあるんですが、さすがにWi-Fiルーターの代わりに常時携帯する質量としては、CF-RZ4の800g弱は重すぎます。どうせ常時持ち歩いてるんだから問題ないのでは?…というツッコミは至極ごもっともではあるのですが、本来の使い方のためのバッテリーを消耗してしまうのは、やっぱりいただけません。
となると、やっぱり有力な方法は、auのSIMを格安SIMに乗り換えてしまうこと。まだ満2年経過していないので、中途解約金の10,260円(税込)が発生してしまいますが、その後の月額利用料が下がる分を見込めば、まだギリギリ元が取れそうです。
乗り換え先としては、以前からCF-RZ4でも利用しているBIGLOBEが最有力候補になっていました。1契約で複数のSIMが通信量をシェアできる仕組みになっているので、ワタシのような環境にはうってつけです。
MNPによる同番号移行にも当然対応しているんですが、CF-RZ4で使っているようなデータ通信用SIMを親回線とした場合、子回線として音声通話SIMを紐付けることが出来ない仕様になっています。仕方ないので、データ通信用SIMを音声通話付きのSIMに切り替えた上で、データ通信用SIMを改めてシェア用に注文する…という、ちょっとややこしい手順を踏むことになります。
結果的に1回線追加するのと変わらないのに、1枚当たり3,665円のSIMカード発行手数料が2回分かかってしまうのは、これまた釈然としないところではありますが、そういうシステムなのですから仕方ありません。
早速土曜日の午後にauショップでMNP番号を発行してもらい、帰宅後すぐにBIGLOBEのWebサイトで音声通話SIMへの切替手続きを申し込みました。デジカメで撮影した身分証明書の画像ファイルをアップロードすると、翌日の日曜日午前には本人確認の手続きが済んだ旨のメールが届き、その日の午後にはSIMが宅配便で発送されました。電光石火の早業です。
月曜日の昼に、妻が家で宅配便を受け取っておいてくれたので、その晩すぐにMNPの開通手続きを行い、回線を切り替えることができました。以前は、MVNOのSIMにMNPで移行すると、利用できない期間が生じてしまったりもしましたが、現在のBIGLOBEの場合は、Webサイトで開通手続きを申し込むと数分で回線を切り替えてもらえるようになっています。ただし、受付時間が午前9時から午後8時までとなっているので要注意です。
あとは、SIMをNEO Reloadedに挿すだけ。本来はmicroSIMを注文すれば良かったんですが、今回は「小が大を兼ねる」面もあるので、あえてnanoSIMを注文し、NEO Reloadedに付属していたnanoSIMアダプターもそのまま使いました。
auのSIMと同様、アクセスポイントの一覧からBIGLOBE SIM用の設定を選択するだけで、通信できるようになります。このあたりは、SIMフリー機ならではの至れり尽くせりです。
これで、ようやくNEO Reloadedをまともなスマートフォンとして持ち歩けるようになりました。これからが楽しみです。
ちなみに、CF-RZ4に挿してあるSIMについては、月末までは音声通話SIMと容量を合算する形で利用可能。追々、改めてシェア用SIMの注文をしておかなくてはなりませんが、そう慌てることもありません。忘れないようにしましょう。
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