新しいスマートフォン・NuAns NEO [Reloaded]を使い始めてから3週間ほどが経ちました。とりあえず、バッテリーが瀕死状態だったXperia Z4・SOV31よりは、ずっと快適に使えているのは間違いありません。
水に濡れることだけでなく、食卓の食べこぼしを拾ってしまうのにも細心の注意を払わなくてはならないカバーは悩みの種ではありますが、これは自分の選択の結果ですし、そもそも食卓はキレイにしておけよ!というツッコミもごもっとも。それでも、今年の夏も無事に少しばかりのボーナスをいただけましたし、汚れに強いタイプのカバーも用意しようかな?と思っています。
しかし、実はカバーのことだけでなく、COREの動作自体にもちょっと不穏な点がいくつか見られます。このあたりは、巷でもいくつか声が上がっていたところで、先週末に、発売直後のアップデート以外では最初となる、不具合修正用のファームウェアアップデートの配信が始まりました。
発売から2週間で、これだけ大幅なアップデートが出てくることに対してはいろいろな見方があるかと思います。「未完成の商品をバラまいている」なんて過激なご意見もあるようですが、今どきのITガジェットは、大手メーカー商品でも発売後に大規模な不具合が明るみに出るのは結構ある話。従業員20人ほどの中小企業であるトリニティですが、情報を公開しつつ迅速に対応しているな…という、どちらかといえば良い印象を持っています。
ただ、このアップデートを適用した後のNEO Reloadedの動作は、私にとっては残念ながらアップデート前よりも気になる点が増えてしまった…というのが正直なところです。
アップデートの際のリリースノートの中に、「Bluetooth接続が断続的に切断されてしまう問題の修正」という記載がありました。実際に、私が使っている中でも、Bluetoothがいつの間にか無効になっていて、スマートウォッチ・Moto 360 Sportとの接続が切れてしまうことが頻繁に起こっていました。
アップデート後は、確かに勝手にBluetoothが無効にされることはなくなり、Moto 360 Sportとの接続が切れることもなくなったんですが、今度は別の問題が発生しています。というのも、今度はカーナビのハンズフリー機能のためのBluetooth接続が、接続後数分経つと切れてしまうようになってしまったんです。それまではちゃんと接続が継続出来ていたんですが…。
接続切断後のNEO Reloadedの画面を見ると、Bluetoothは無効になっています。そして、Android上でBluetoothをハンドリングしているらしいモジュール「com.android.bluetooth」が異常終了した旨のメッセージが表示されていることもあります。そもそも使われているBluetoothのバージョンが違う(3.0と4.0は名前こそ同じBluetoothですが実際は別物)ことが影響しているような気がしていますが、今のところ決め手はありません。
もうひとつ、「画面左右端からのスワイプ反応の改善」という項目も挙げられていました。これについても、要望に対応した形だったようですが、私の個人的な感覚としては、正直なところ不自由を感じていませんでした。ちゃんとスワイプには反応してくれていた…という印象です。
アップデート後は、おそらく画面のより両端に近いところまでタッチパネルが反応するように感度を調整したのではないかと思うのですが、私の場合、本体を右手で自然に握ったときに、画面の縁にわずかに薬指が触れてしまう形になり、これのせいで本来の画面中央付近のタッチが反応しなくなったり、妙な動作を引き起こしたり…という事態が起きています。
コレが標準仕様です…ということになるのなら、握り方を微調整していくしかないかと思いますが、ウマく使えていたものがそうでなくなるのは、ちょっと損をした気分になります。
他にも、ロック画面の動作がときどき変になり、ロックの解除自体ができなくなる場合があります。これは、ゲームのように全画面表示を要求してくるアプリが起動した状態でスリープに入ると発生する事象のようです。
NEO Reloadedの問題というよりは、採用されているAndroid 7.1.1共通の問題のような気がします。これについては、全画面表示をしているアプリ側が、そもそもNougatにちゃんと対応しているのか?という点も含めて、もう少し調べてみた方が良いかも知れません。
ともかく、2週間で最初のアップデートパッチを提供してくれたわけですから、今後も随時不具合に対応していただけるとありがたいですね。もっとも、左右端からのスワイプのように、感覚に個人差のある部分もありますから、あまり巷の声に神経質になりすぎないようにしていただきたいな、とも思います。
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