振り返ってみると、5月の下旬あたりからほとんどNuAns NEO [Reloaded]の話しかしていないSSK World。「Twitterでの記事更新通知にハッシュタグを付ける」という技を覚えて以来、今までにはほとんどなかった「いいね」やリツイートをしていただけることが増え、実はちょっと良い気分だったりもしますが、そこに安住しているわけにもいきません。
というわけで、さらに振り返ってみると、退院してから2ヶ月ほどが過ぎたことに気付きます。「2ヶ月」と言葉に出すのは簡単なんですが、自分にとっては、まだ2ヶ月しか経っていないのか?という感覚です。
この2ヶ月間にいろいろな出来事があったことが、そう思わせる理由だと思うのですが、一方で、2ヶ月しか経っていないことを如実に示しているのは、全然無理が利かなくなってしまっている自分が自覚できることです。
退院する際に、しばらくの間は激しい運動は控えるように…という話をいただいたこともあり、それまで続けていたランニングはまだ再開していません。体力が落ちたと感じる原因のひとつは、おそらく走れていないからでしょう。
5月末に行われた今年の佐鳴湖国際駅伝には、応援のために足を運びました。一生懸命走る仲間たちを応援して、元気はもらえた気がしますが、それでもやっぱり感じたのは、現在の自分が病み上がりである…という現実でした。
退院して2週間ほどしか経っていなかったこともあってか、電車やバスに揺られて出かけるだけでも結構疲れた覚えがあります。この日は、帰り道についでに寄りたい場所もあったんですが、とてもその気になれなくて、結局真っすぐに帰宅したほどです。
当時と比べれば、体力的にも少しは回復してきたかも知れません。来月あたりからは、少しずつでも走れれば良いな…と思っています。スマートウォッチ・Moto 360 SportにAndroid Wear 2.0が提供されるのと、どっちが先になるでしょうか?…いまだにGoogleやMotorolaからは何の音沙汰もありません。
実は、「無理が利かない」という状態は、単に体力そのものが落ちているだけではなく、精神的にカラダに負担を掛けるのが怖くなってしまった面もあります。しかも、そちらの方が要素としてはより強く働いているような気がしていて、コレは厄介だと感じています。
庭仕事などのときでも、だんだん暑い時期になってきたこともありますが、適度に休みを入れたり、水分を補給したり、太陽が高く昇ってきたら早めに撤収したり…というところに、今まで以上に敏感になっています。特に水分については、TIAという診断を受けた以上、不足するのは絶対にあってはならない事態。点滴を打っているかのように、こまめに摂取しています。
退院後、職場には迷惑を掛けた…との思いもあり、すぐに仕事に復帰したわけですが、こちらの方もなかなか無理が利かなくて困っています。特に問題なのが、今の仕事はいろいろなところに出かけて、いろいろな人たちと会って話をしていかなくては進まない…ということ。同じチームの部下に頼んで動いてもらうなどしていますが、何とももどかしい思いをしています。
体調が落ち着いてきたので、出張にも少しずつ出ていますが、実は今でも怖いのが、新幹線に乗ることです。退院して間もない頃に、どうしても行っておきたい出張があったので、思い切って東京まで出かけたんですが、このときは帰りの新幹線で気分が悪くなってしまい途中下車する羽目に。しばらく休んだら調子は落ち着き、何とかその日のうちに帰宅することはできたものの、家族にも職場にも多大な心配を掛けてしまいました。
さすがにコレには懲りて、その後はしばらく出張を自粛しました。今思えば無謀としか言い様がありません。
以前だったら、多少の無理は気にしない…というより、ちょっとくらい無理しなくては生きている気がしない!というくらいの感覚だったんですが、今は全ての物事に対して、すっかり弱気の虫に支配されている気がします。何だか、心が自分ではなくなってしまったみたいです。
いつまでこんな時期が続くのかはわかりませんが、ココで無理をしてまた脳の血管を詰まらせて、今度は取り返しのつかない障害が残ったり、命を落としてしまったりしては元も子もありません。今はじっと我慢のときなんだろうな…と、自分に言い聞かせています。
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