先月から、台風の影響で落下してヒビが入ってしまった妻の店の看板の再作成に取り組んでいるところです。実はこの看板自体、8月末にリニューアルしたばかりでしたから、これで3代目ということになるわけなんですが。
先週末は、文字を彫り込んで2枚をつなぎ合わせたサーモアッシュの板から、角を切り落とした後で縁をトリマーで削って仕上げました。最初に丸ノコで切ってみたときからそうでしたが、仕上がり面が実に滑らか。トリマーで削った面には、サンドペーパーをかける必要を全く感じないくらいです。
それでも、他の面にはここまでの加工作業の中で細かい傷が入ったりしていたので、スポンジタイプの研磨材を使って仕上げておきました。今回の工作のように凹凸があるモノを磨くときには、サンドペーパーよりもこちらの方が便利ですね。
昨日は、トリマーで彫り込んだ文字などの部分の色塗りを行いました。前回と同じnuroを使っての塗装です。しかし、その前にどうしても直しておきたい部分がありました。
トリマーのビットを3mmから6mmに交換したときに、セッティングを間違えて1mmほど深く彫り込んでしまった部分があり、気になっていました。このまま色を塗れば、彫り込んだ穴は目立たなくなるのかも知れませんが、一応木材補修用のパテを使って埋めておきました。
練り混ぜてから穴に詰めて整形するわけですが、10分もあれば硬化してしまうので、作業は迅速さが求められます。もっとも、この速さのおかげで、先に他の文字から色を塗り始めて、最後にパテを詰めた場所を塗る…という芸当ができてしまうんですが。
仕上がりは、どこに穴があったのかわからないくらいに綺麗になりました。ホッと一息です。
彫刻刀で彫ったバラの色塗りがタイヘンなのは前回と一緒でしたが、こちらもなんとか完成。葉の色は、妻から前回「ちょっとイメージが違う」と言われたので、今回はちょっと濃い緑色に変えました。板の色合いが今回の方が濃いこともあり、これでちょうどマッチしたかな?と思います。
あとは、店の壁に掛けるための金具を付ければ完成。これは先代の看板から移植しました。2ヶ月も働いていない金具ですからね。もちろん、再利用です。実は看板の重量が先代の2倍以上の1.8kgもあるんですが、壁掛け金具はもともとしっかりしたモノを選んであったので、この程度なら全然問題はなさそうです。
これで無事店の看板がほぼ元どおりに復活。…というよりも、素材が変わったこともあり、再度リニューアルしたと言っても良いかも知れません。どんな仕上がりなのか気になる方は、是非ご来店いただき、直にご覧いただければ…と思います(笑)。
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