6月になりました。我が家ではバラのシーズンはずいぶん前に終わりましたが、いろいろな植物たちが大きく伸びてくる季節です。
そして、この時期は、伸びてきた木の枝などを剪定するのにも向いています。樹種によって異なる面はもちろんあるわけですが、植物のカラダを痛めつけることになるわけですから、伸びる元気が十分ある時期は適期の候補になり得ます。
そろそろ梅雨の足音も聞こえてきた今日この頃。もしかすると、これが梅雨入り前の最後の晴天になるかも知れない…ということで、この週末は庭木をカットしまくりました。
我が家にも、剪定したい木はいくつかありました。例えばミモザアカシアはそのひとつ。1年で全高2mほどに育った木の幹からは、50cmほどの長さの枝が何本も伸びています。しかし、この枝は非常に細く、風が吹けばすぐ折れてしまいます。強風から木を守るために、あえて短く剪定するのが普通です。
ミモザアカシアの場合、花が終わってから翌年の花芽がつくまでの間、5~7月くらいが剪定の適期。まさに現在ど真ん中です。この春は花は咲かなかったわけですが、来年の花芽がたくさん付くことを祈り、切っておきます。
長く伸びていた枝を10cmほどにバッサリと切ってしまうのは、「本当に大丈夫なのか?」と心配になりましたが、思い切って切り落としました。見た目はもちろんスッキリしましたが、確かに風が吹いてもあまり揺れなくなりました。
ここまで切っても、数ヶ月あればまた枝が伸びてくるのだそうです。そこには花芽が付いてくれることを期待しましょう。
店先に立っているシマトネリコの木は、一番高い部分が店の軒先を超えてきました。これ以上大きくなると、脚立では手に負えなくなってしまうので、そろそろアタマを落としておきたいところでした。
そして、もうひとつ気になっていたのは枝がうっそうと生い茂りすぎていること。シマトネリコといえば、比較的まばらで涼しげな枝振りのイメージが強いんですが、このままでは明らかに何かが違います。
シマトネリコは、もっと寒い時期に剪定するのがよいのですが、花を楽しみたいのでなければ、この時期でも剪定できます。いちばん上の部分を30~40cm切り落としたほか、特に内側に伸びている枝を中心にして、込み入っていた枝を間引いてみました。ずいぶんシマトネリコらしくなった気がします。
最後にもうひとつ、これは木と呼ぶのかどうか微妙ですが、離れ東側の花壇にあるシロタエギクも、伸び放題になっているのが気になっていました。これは、もともと他の花の背景として銀白色の葉を楽しむものなんですが、実に成長が早く、あっという間に伸びてしまいます。こんな風に黄色い花を付けているのは完全に伸びすぎ。本来ならこうなる前に…
このくらいの高さには切っておきたいところでした。どう見ても肩身が狭そうに見えたオリーブが、ようやく表に見えるようになりました。
剪定したくなる木は、裏を返すと「剪定でもしなくては、大きくなりすぎて困ってしまう」という木なんですよね。往々にして「ほったらかしでも育つ」なんて言われ方もするんですが、実はこれはこれでとても放ってはおけません。
庭にはまだ剪定したい木も残っていますし、芝生もそろそろ芝刈りをしたいくらいに伸びてきていますし、雑草が気になる場所も増えてきましたし…週末だけではなかなか手が回りません。ちょっと早起きして、朝飯前の庭仕事をしなくてはならないかも知れませんね。
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