我が家には、なかなか一般の家庭では見かけないであろうアイテムがいくつかありますが、その中で特に重要なモノのひとつがチェーンソー。我が家の基幹的暖房・薪ストーブの燃料である薪を作るためには必須の道具です。
我が家で使っているのは、ドイツ・STIHL(すちーる)社製のMS 180C-BEという機種。チェーンソーとしては比較的小ぶりですが、30cm程度までの太さの木を伐るためには十分なパワーがあります。マイホーム暮らしが始まった5年前に購入したもので、それ以来ずっと大事に使っています。
エンジンの動き自体は今でも絶好調なんですが、チェーンソーの刃物たる部分であるチェーンは、どうしても消耗してきます。基本的には、燃料を1回給油するごとにヤスリで研いでいくので、だんだんすり減っていくのは仕方ないところなのですが、上から見ると最初は四角形だった刃が、とうとう三角形になってしまいました。さすがに、そろそろ交換を考えたくなります。
チェーンを外して交換するために、ちょっとバラしてみました。チェーンを駆動するスプロケット近辺は切りくずが結構溜まるので、時々は分解・清掃しているのですが、今回チェーンを外してみたところ、別の異変に気がつきました。
チェーンが巻き付いて回っているガイドバーには、チェーンが通るための溝がぐるりと切られているんですが、この溝が広がってきています。このままでは、チェーンがガタついて効率が悪いだけでなく、何かの拍子に外れてしまうかも知れません。何とか直しておく必要があります。
スチールの製品は、ホームセンターなどではまず見かけないのですが、これは、高度な技術を持っている専門店に限定して流通ルートを構築している…ということがあるようです。浜松市内では唯一、最上級の代理店「STIHL Shop」となっている山福さんに出かけて、ガイドバーを診ていただきました。
溝が広がっているのを修正すること自体はできそうなんですが、そもそもガイドバー自体もすり減って、溝が浅くなってきていることを指摘されました。「ガイドバーも替えた方がいいね」ということになり、チェーンともども交換していただきました。合計で1万円ほどの出費となってしまいましたが、どちらも消耗が避けられない部品ですから、これは仕方ありません。
山福さんでは、「定期的にガイドバーの上下をひっくり返すと長持ちします」とのアドバイスもいただきました。車のタイヤローテーションと似たようなものですね。覚えておかなくては。
実際に木を伐っていく部分がまるごと、新品同然に生まれ変わりました。エンジン等の本体側は5年前のまま…ということですが、こちらもまだまだ絶好調。もうしばらく働いてもらいます。
新しいチェーンを、これまで使っていたチェーンと並べてみました。わかっていたことなんですが、すり減った度合いがよくわかります。
いろいろ用事があったり、天気が悪かったりして、ひと月近くチェーンソーを回せる時間が作れなかったんですが、ようやくこの週末に試し切りをすることができました。さすがに新品、チェーンを回して木の上に軽く載せるだけで、どんどん切れていきます。カラダも実に楽です。
フラワーパークでいただいてきた木などが、もうひと月以上長いまま残っていたんですが、ようやく刻むべきモノは全て刻むことができました。あとはこれを割っていかなくてはならないんですが…また腰痛がちょっと気になってきたのでタイヘンですが、コツコツ片付けていきましょう。
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