10月も残すところあと3日。11月になると、一気に季節は冬に移り変わっていきます。そろそろ薪ストーブの出番…ということで、日曜日は、スギの薪をキンドリングクラッカーを使って焚き付けのサイズに小割りしておきました。これで、突然冷え込んできても大丈夫。夏にメンテナンスしていただいたときのアドバイスを思い出しながら、キレイに燃やしたいところです。
…というのはともかく、10月を終えるに当たり、ひとつ気になっていることがあります。10月の名前を冠して登場したアレの後始末が、まだ済んでいません。
現在、Windows 10の大型アップデートは、年に2回のサイクルで行われるようになっているわけですが、この秋のアップデートは「October 2018 Update」(バージョン1809)ということで、10月2日から配信が始まっていました。
前回のバージョン1803は、最終段階でトラブルが見つかって公開が遅れ、何とか5月になる直前に「April Update 2018」として公開できたわけですが、今回はずいぶん早い対応になりました。何しろ、最終公開版をInsiderの皆さんに配信してテストするという手順もすっ飛ばして、いきなり一般への配信が始まっていたくらいで、安定性も含めて相当出来が良いのだろう…と思っていました。
ところが、配信が始まってすぐに、「ファイルが消える」という話が伝わり始め、問題を認めたMicrosoft社はバージョン1809の配信を中止。現在になっても、まだその状況は続いています。
ファイル消失の原因についてはすでに把握できているそうです。「ドキュメント」や「画像」などの特定の機能を持つフォルダーについて、実体を配置する場所を変更できるKFR(Known Folder Redirection)という機能関係の問題だったのだとか。配置場所を変更する際にうまく移行できず、元のフォルダーに残ってしまったファイルが、Windowsをアップデートしたときに消去されてしまったようです。私自身、この機能は相当積極的に活用していますから、一歩間違えれば同様の被害に遭ってしまったかも知れません。
既にバージョン1809を導入してしまったPC向けには、この問題の修正を行うWindows Updateの提供が始まっています。しかし、まだ導入されていないPCや、問題を受けてバージョンを元に戻してしまった私のようなユーザーたちへのバージョン1809の再提供は、まだ始まっていません。このままでは10月末には出てこないかも知れませんね。
もっとも、「October」の名前を付けた意地で、Microsoft社は10月31日までには万難を排して配信再開を間に合わせそうな気もするわけですが…今週はちょっと注意しておきましょう。
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