Windows 10のOctober 2018 Update配信が再開されましたが、今週は私の手元にもうひとつOSのバージョンアップが届いています。NuAns NEO [Reloaded]の、Android 8.1へのバージョンアップを含むアップデートです。
8月にβテスターの募集がありましたから、このバージョンへのアップグレード作業が行われていたのはわかっていました。一般公開は早くて年末ギリギリくらいかな?と思っていましたが、想定よりは早かったですね。
アップデートに際してはシステム通知が飛んできますから、あとは画面の指示に従って操作すれば、作業自体は難しくありません。ただし、何しろOSのメジャーバージョンアップです。心して臨みましょう。大事なデータ、例えばLINEのトーク履歴などは念のためバックアップしておくことをおすすめします。
アップデート終了後のランチャー画面を見ても、正直なところ何が変わったのかよくわからないのですが、よく見ると上のシステム領域に電池の残量がパーセント表示されるようになっています。Android 7.1でも、裏技で電池アイコンの中にパーセンテージが表示できる機能があったのですが、字が小さすぎて読めない場面が多々ありました。今回はアイコンの隣に大きく外出しされたので、コレなら大丈夫です。
発売直後から一部で話題になっていた「充電時にタッチパネルの反応が悪くなる」という症状についても、今回のアップデートで対策が行われたそうです。実は、我が家でもこの症状は一部の充電器で見られていたのですが、アップデート適用後は該当環境でも動きが改善しています。この点だけでも嬉しいアップデートです。
他にもAndroid 8.1になったことで機能が追加されたり、UIが変更されたりしています。Windows 10が流行の黒基調のUIを取り入れてきているのを見た直後に、設定画面やクイック設定パネルが白基調に変更されたのを見るのも何だか変な感覚ですが、バージョンアップがいちばん実感できる部分ではあります。
何より嬉しいのは、タッチパネルの操作に対する反応が、全般的に以前よりもスムーズになったように感じられること。バージョンアップが行われると、動作は緩慢になることが多いんですが、ちょっと意外でした。もっとも、これはバージョンアップの効果と言うよりも、バージョンアップの副作用として旧バージョンで溜まっていたゴミが一掃されたから…ということかも知れませんけどね。
今回のアップデートでは、カメラアプリにも手が入っています。Androidには「標準カメラアプリ」というものが存在せず、デバイスメーカーがそれぞれカメラアプリを開発しなくてはならない…という話は以前にもご紹介しましたが、今回カメラアプリのチューニングのために助っ人をお願いしたのだそうです。
アキュートロジック株式会社は、カメラに使われる様々な画像処理用のソフトウェアを開発している会社で、今回はホワイトバランスなどの調整を担当されたそうです。Webサイトによると社員は20名。NEO Reloaded本体を販売するトリニティと同じくらいの中小企業ですね。楽しいタッグです。
まだあまり写真の枚数を撮っていないのですが、これまでよりも色鮮やかな写真が撮れるようになった気がします。特に日陰での撮れ具合が改善しているのではないでしょうか。バラの葉の緑色あたりを見るとわかりやすいかも知れません。
画質改善とは別の話として、カメラアプリから直接QRコードが認識できるようになったのも今回のアップデートでの変更点です。特にシャッターを切ることもなく、画面内にQRコードが映ってフォーカスが合えば、カメラが通知ポップアップを表示し、これをタップすればURL等のリンク先に飛んでいきます。
通知が出るまでの反応はかなり速い(フォーカスが完全に合うよりも前に通知が出てくるくらい)ので、これなら他のアプリをインストールしておかなくても十分ではないかな?と思っています。
総じて快調…と書きたいところだったのですが、今のところ気付いている問題がひとつあります。システムを再起動すると、カメラアプリが「消えて」しまうことがあるのです。単にランチャー上のアイコンが消えるだけでなく、アプリ一覧からも消えてしまい、電源ボタン2回押しなどのショートカットでも起動できなくなります。もう一度再起動するとアプリ一覧にはアイコンが現れたので、ランチャーのデスクトップに貼り付け直して無事直りました。また、カメラのアプリは残っているものの、起動しようとすると「カメラに接続できません」というエラーが出ることもありました。
この問題はアップデートを行ってから2日間で4回発生していますから、再現性のある不具合と呼んで良さそうです。きちんとサポートに報告しておいた方がいいですね(汗)。
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