先日、昨年の台風24号で庭の倉庫に突き破られてしまったフェンスの修理見積が届いたことをご紹介しました。残念ながら、その後まだ修理そのものは始まる気配すら見せていませんが、荒れ果ててしまった庭を復活させるための、大きな一歩ではあります。
見積書類がひととおり揃ったということで、損保会社に火災保険の保険金支払のための申請書類を送付しました。ありがたいことに、手続きは迅速にしていただけたようで、保険金は1週間ほどで銀行口座に振り込まれました。これで、今後の様々な作業のために必要な「軍資金」が手に入ったわけです。
フェンスの修理、新しい倉庫の建築などの復旧事業に取り組みたいわけですが、これに先立ってどうしてもやっておかなくてはならないのが、大量にある瓦礫の片付け処分です。だいたい、ゴミ屋敷のような状態になっていること自体がストレスでしたからね。早速、地元の大手産業廃棄物回収業者・リサイクルクリーンに連絡を取ってみました。
処分していただきたいものを説明したところ、廃棄物回収用のコンテナの設置を提案されました。大きな鉄製のコンテナをしばらく置いておき、そこに自分が処分したいものを放り込んでいきます。ひと月経ったら、コンテナを回収に来ていただけます。コンテナ1杯の処分につきいくら…という価格設定になっています。設置期間がひと月を超えると、コンテナのレンタル料がわずかに追加されますが、コンテナの中に収まっている範囲なら、処分費の割り増しはありません。
産廃処理については、業者が「実際にやってみたらタイヘンでした」と、当初契約にとんでもない額の追加料金を上乗せして請求してくる事例もあって、問題になっているようですね。その点、このパターンなら定価がちゃんと決まっているわけで、安心感があります。コンテナの設置をお願いすることにしました。
電話を入れたのが週末で業務がお休みだったのですが、週明け早々に契約が結ばれ、コンテナが我が家に設置されました。工事現場などでもよく見かける箱ですが、いざ我が家の駐車場に設置してみると、思っていた以上に存在感があります。軽自動車よりはわずかに小さい、くらいでしょうか。
コンテナが設置できたということで、早速翌朝からちょっと早起きして、瓦礫の片付けに取りかかりました。とにかく最初に何とかしたかったのが、我が家の敷地外に放り出されたままになっていた倉庫の屋根材。何しろ半年以上置きっぱなしでしたからね。
細かく分けてあったとはいえ、持ち上げるのにもちょっと苦労するくらい重かったのですが、それでも全て取り除き、ようやく敷地外の瓦礫を全て撤去できました。
屋根材の下ではアリが巣を作り、大量のダンゴムシも集まっていました。せっかくおあつらえ向きの住処を見つけた彼らには申し訳ありませんが、新天地を探して旅立ってもらいましょう。
次は、取り残された基礎と床の上に積み上げてあった、倉庫の残骸も片付けました。釘が飛び出した状態の材もかなりたくさんありましたから、長袖シャツに革手袋を身につけて、ケガなどしないように気をつけながら慎重に運びました。
基礎の上に残されていた最下段のログ壁も取り除き、残りは基礎と床だけになりました。このままでもオープンデッキに使える?という話もありますが、そうは言っても倉庫がないと我が家もいろいろ困るので(汗)。
ログ壁に隠れて見えなかった、基礎から床までの構造が確認できます。基礎のコンクリートブロックの上に、外周をひとまわり回した角材の基礎がアンカーボルトで固定され、その上に4本ほど根太が渡してあります。 その上に合板の下地、フローリングの床板が載っている…という形ですね。
改めて見ると、1坪の小屋としては相当しっかり作られています。基礎の部分までは、新しい倉庫にもそのまま使わせてもらえそうです。 現状を踏まえて、設計に入りましょう。
倉庫の残骸以外にも、当時は倉庫の中に入っていて壊れてしまった家財、吹き飛ばされたフェンスなどをコンテナに詰め込みました。今のところ、まだかなり余裕がありますが,油断しているとあっという間に一杯になってしまうかも知れません。効率よく詰めていきたいところです。
庭の景色もスッキリしたようです。気のせいかも知れませんが、実は、気分が変わることこそがいちばん大事だったりします。我が家も復旧・復興に向けて、ようやく前進開始です。
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