この春に登場する予定…と言われていたWindows 10の最新大型アップデートは、「Windows 10 May 2019 Update」と命名され、バージョンとしては1903という数字が振られたそうです。
前回の大型アップデート「October 2018 Update」では、10月早々にいきなり、予定を大幅に前倒しして配信が始まったかと思えば、不具合が露見して早々に公開を停止。結局、実際に巷に配られ始めたのは11月になってからになりました。
今回は、その二の轍を踏まないように…ということで、これまでよりも格段に慎重な検証プロセスを経て(そもそも「バージョン1903」なのに「May」なわけで)、5月も後半の22日頃からようやく配信が始まっているようです。
…「ようです」というのは、我が家にある4台のパソコンでは、まだどれにも May 2019 Updateへのアップデートの案内通知が入ってこないので、実感が全くないんですよね。全くそれらしい気配も見せないままに、季節はMayからJuneに入っています。
配信が進んでいない理由の一つに、May 2019 Updateにも既に不具合がいくつか報告されていて、少しでも条件に当てはまる製品・環境等に対しては、アップデート自体が見送られる措置が執られていることがあります。
Windows 10には「リリースダッシュボード」と呼ばれるページが用意されていて、アップデートにより発生するトラブルが一覧、検索できるようになっています。バージョン1903についてのページでも、どんな不具合が明らかになっているのか、どのように対策が進められているかがアナウンスされています。
現在の不具合の中には、「ディスプレイの明るさが変更できなくなる」という、モバイルノートPCには致命的なものもあったりして、現状では強制的にアップデートして人柱になるのもちょっと辛いかな…と感じています。当面は、大人しくアップデート通知がお空のどこかから降ってくるのを待ってみようかと思います。
それにしても、自分のPCに限らず、私の知っている限りで「May 2019 Updateが降ってきた」という話を、まだどこからも聞いたことがないんですよね。もしかすると、「May」という名前を付けた手前カッコ悪いので一応ニュースリリースしたけれど、実際には不具合が多すぎて配信できない…ということかも?
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