ラグビーのワールドカップが盛り上がっていますね。日本代表が、予選リーグ全勝で初の決勝トーナメント進出を決めました。高校の頃に、体育の授業でラグビーをプレイしたことがあり、大まかなルールは知っていましたから、最初は妻にウンチクを垂れながら観戦していたんですが、強豪チームと互角にやり合い、勝利を勝ち取る姿を見ているうちに、周りはそっちのけでエキサイトしています。テレビ観戦は近所迷惑かも(汗)。
…というのはともかく、そのラグビーワールドカップの日程を史上初めて天候を理由に中止させてしまったのが台風19号。先週末から、この週末あたりに日本列島で猛威を振るうことが予想されていたものです。急速に発達し、日本列島がすっぽり収まりそうな強風域を持ち、中心付近の最大風速は60m/秒にもなろうかという、史上最強クラスの台風に成長しました。
気象庁がこの台風を説明するときに持ち出した例が、1958年の狩野川台風。台風の規模でも、辿ったルートでも、台風19号とよく似ていました。伊豆半島を流れる狩野川が氾濫し、1,000人を超える犠牲が出てしまった台風です。もちろん、天気予報や防災対応の技術が大きく進歩した現在、同レベルの被害が出るとは限らないわけですが、人ごとにしない警戒感を持たせるためには有効だったのではないでしょうか。
地震災害とは異なり、台風による水害や土砂災害は、事前に被害を受けることがある程度予測可能な災害です。というわけで、準備はしっかりしておかなくてはならないのですが、平日は家にいる時間がどうしても少ないので、なかなか難しいところ。今回も、お義父さんにかなりお願いしてしまいました。
自分で作業したのが、窓ガラスへの養生テープの貼り付け。これで窓ガラスの破損自体が防げるとは思いませんが、ガラスの飛散を抑えることはできるはずです。
この養生テープによる窓の保護、テレビ番組で取り上げられたせいか、直後にホームセンター等で買い求める人が殺到したようです。木曜・金曜と東京に滞在していたのですが、東急ハンズにも養生テープは既にありませんでした。店員さんが電話対応しているのが聞こえてきましたが、「本日だけでもう100件以上問い合わせが来ているんですが…」って、皆さん慌てすぎです。
ちなみに、我が家の場合は倉庫づくりの際に必要な場面があったので、そこそこ在庫がありました。DIYが趣味だと、普通の家には常備されていないようなモノをいろいろ貯め込んでいるので、こんな風に意外なときに役立ったりします。
台風19号が我が家のあたりに最接近していたのは、土曜日・12日の夕方から夜あたりでしょうか。雨は12日の朝から降り始め、後から風が強まってきました。雨は13日未明には上がっていたようですね。風は今日もいつもより強かったと思います。まあ、我が家の場合はいつでも強風に見舞われているのですが。
いちばん風雨が激しい時間帯には、ログ壁の継ぎ目から水漏れが見られました。これ自体は、木材を組んで壁にしているログハウスの構造上、どうしても仕方ない部分があります。
とはいえ、こんなことになるのは相当強い雨や風にさらされたとき。我が家でこんな事態になったのは6年ぶりです。あのときは東側の壁。今回は西側の壁で集中的に見られました。風向きに左右されます。
西側では、ログ壁だけでなく、窓枠の上端からもかなり激しく水が滴り落ちていた時間帯がありました。これも、セトリング対応のために窓枠の上に意図的に隙間を作っておくログハウスの構造上、避けられないものなのですが、これには対応策があります。
家守りステーションのOさんに聞いてみたところ、窓枠上の部分に養生テープを貼って塞いでおくと、水漏れは抑えられるのだとか。台風が来る前に聞いておけば良かったなぁ…というより、前に聞いていたのを忘れてしまっていたのかも知れませんが。
河川が氾濫するなど甚大な被害が出ている地域もあるそうですが、幸い我が家では倉庫がひっくり返ったりすることもなく、無事に10月13日の朝を迎えることができました。とりあえずはホッと一息、です。
とはいえ、作りかけだった新しい倉庫はさすがに無傷というわけにも行きませんでした。タッカーで打ち付けてあった防水透湿シートは、一部が剥がれていました。
ちゃんとした外壁が間に合わなかった部分には、最初はブルーシートを掛けてあったのですが、ブルーシートの押さえで屋根に乗せてあったような重量ブロックでも、50m/秒程度の風速で飛んでしまう…とのことで、ブロックとシートは取り除き、内側から仮にコンパネを張り付けてありました。
これでも、どうしても隙間が残るのは仕方なく、階段下になる部分は一部濡れていました。とはいえ、新しく作った斜めの壁周りからは雨漏りが見られなかったのは幸いでした。これなら、続きの作業に取りかかっても大丈夫そうですね。さあ、いよいよラストスパートです。
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