今週末の倉庫づくりは、先週の続き。ともかく、先週はやりかけで撤収となってしまった床を、完成させてしまいたいところです。
というわけで、まずは先週末にひとまず倉庫の中に収めたモノたちを、ふたたび庭に引っ張り出しました。前回もご紹介しましたが、既に中身はほぼいっぱい。これだけで結構タイヘンな作業になっています。
先週末に床材のスギ野地板は既に形どおりに切り出し、はめ込んでありました。しかし、どんなに気を遣って加工しても、どうしても隅には隙間ができてしまいます。そもそも、木ですから伸び縮みするのは当たり前なのですが、じっと見ていると、これはやっぱりカッコ悪いですね。
倉庫ごときで些細なことを気にするな…という話もありますが、実用上の話としても、ここにゴミが溜まったり、こぼれた液体が染みこんだりするのは嬉しい事態ではありません。対策を打ちます。
壁枠の縁に合わせて、細い角材…といっても、野地板を細く割いたものですが…を当てて、細い釘で打ち付けました。普通の住宅などで、フローリングの床と壁の間に打ち付けられている幅木(はばき)のようなものですね。もっとも、この倉庫には内壁自体がないわけで、何と呼べば良いのかちょっと微妙です。ともかく、これで隙間が埋まりました。
次は、床を塗装します。靴を脱いで上がるのなら,塗装しないままでも良さそうなのですが、倉庫には土足のまま上がることを想定していますからね。
ここは、扉を塗るのに使った水性のキシラデコールの余りを使うことにしました。「デッキ塗装などにも使える」と書いてあったので、能力としては問題ないでしょう。本来屋外用なのは承知の上。母屋でも、水分に常時触れる風呂場の板壁は、あえて外壁用の塗料で塗ってあります。考え方としては同じです。
缶に書かれていた面積の数値からすると、床の分くらいなら十分塗れると思っていたのですが、実際に塗ってみると、思っていた以上に塗料が良く染みこんでいき、どんどん減っていきます。結局床全体は塗りきれず、もうひと缶買いに行く羽目になってしまいました。ともかく、あとは乾けば完成です。
塗料が乾燥するまでは、倉庫の中にものを戻すことができません。全部引っ張り出したついでに、端材を分別することにしました。
大きく分けると、(1)まだこれからの作業の材料に使えるもの、(2)薪ストーブの焚き付けに使えるもの、(3)燃えるゴミとして収集していただくしかないものの3つになります。ある程度大きなサイズで残っているものが(1)。塗装済みやACQ処理材、接着剤を含む合板、シリコンのシーリング材がベッタリくっついたものなどは薪ストーブで燃やせないので(3)になります。
今年はもう11月も下旬になるのに、まだ薪ストーブの本格運用が始まっていないのですが、それでも近々必要になるだろう…ということで、焚き付けを作り始めました。野地板は、キンドリングクラッカーを使って軽く叩くだけで気持ちよく割れていきます。
大きめのトレイ2つに一杯になるまで焚き付けを作りました。これだけあれば、当分は困らなさそうです。まだ割っていない端材も大量にありますから、今シーズン終了くらいまでは乗り切れるのではないかな?と思っています。
ひと晩ドアを開けっぱなしにしておいたおかげか、翌朝には床の塗装はすっかり乾いていました。これで、一応「倉庫」としては出来上がりです。もちろん、この後も階段などを作る作業は残っていますが、倉庫のいちばん大事な仕事はこなせるようになりました。
整理した建築残材や家財道具を、また倉庫の中に収めていきました。しかし、結構小物が多いので、普通に置いていくだけではあっという間に床が埋まってしまいます。効率よく収納していくためには、倉庫の中にも棚などを作っていかなくてはなりません。
先代の倉庫の中にも、大きなスチールラックが置いてあったのですが、あれは倉庫が倒壊したときに大きく歪み、処分してしまいました。何か新しく用意しなくてはなりません。やり方はまた考えましょう。まだ資材も残っているし。
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