我が家のリビングのテレビ・BRAVIA KJ-55X9500G(以下X9500G)では、基本システムとしてAndroid TVが採用されています。その名のとおり、Googleが作ったAndroidベースの「スマートテレビ」向けシステムです。リモコンの「ホーム」ボタンを押すと出てくるホーム画面も、スマートフォン用のAndroidとは似ても似つかないものの、アイコンやフォントなどがどことなくAndroidっぽい感じです。
Android TVそのものの使い心地については、改めて斬り込んでみたいところなのですが、ひとつポイントになるのは、アップデートで機能を更新していけること。1月16日から、X9500Gも含めたAndroid TVのBRAVIA 6機種に、アップデートの提供が始まりました。既に何度かアップデート自体は提供されているのですが、今回は不具合の修正だけでなく、機能追加やUIの変更なども含む…ということで、Windowsで言うと半年に1度の機能向上のような、大型のアップデートといえます。
アップデートの方法は3種類あります。まず、BS放送や地上波放送の電波に乗ってデータが飛んでくる放送ダウンロード。次に、テレビ自身がデータをインターネットからダウンロードする方法。そして、パソコンなどでダウンロードしたUSBメモリーからアップデートする方法です。
放送ダウンロードが始まるのは2月になってから。テレビからのダウンロードは16日から順次始まる…ということで、どちらにしてもしばらく待たなくてはなりません。これらの方法だと、バックグラウンドで更新が行われ、アップデート中でも気にせずテレビを観られるのが長所ではあるんですけどね。一方、USBメモリーからのアップデートはすぐにでも行えます。今回は待ちきれずに、こちらの方法を選んでみました。
SONYのWebサイトの案内ページから、アップデート用の約1.2GBのファイルをダウンロード・解凍し、USBメモリーのルートに保存します。これをX9500G背面のUSBポートに差し込むと、↓
即座にソフトウェア更新が始まります。10分ほどそのまま待っていると↓
システムが再起動。Androidのロゴが表示されます。
起動中に、こんな画面が出てきます。今回のアップデートでは、AppleのAirPlayによるコンテンツ転送と、HomeKitによる機器コントロールに対応したのがひとつのトピック。個人的には、Appleのエコシステムとはあまり縁がないのですが、様々な環境に対応できるようになるのは良いことです。
ホーム画面は、一見何も変わっていないようです。ただ、設定画面から「端末情報」を確認すると、バージョンが「8」から「9」にステップアップしたことがわかります。「お菓子コードネーム」で言うと、OreoからPieにバージョンアップされたんですね。
基本的な機能の中で目立つ変化は、ブルーレイレコーダーと同様に高解像度の番組表の右上に、現在受信中の番組が表示されるようになったこと。他社のテレビでは結構実現されているものが多かったのですが、X9500Gにはなかったんですよね。観られるのなら、確かに便利です。他には、UI関連で設定メニューが整理されたり、カスタマイズが楽になったり…というあたりも変更点だそうです。
しかし、実はこれらのどれよりも気になっていた変更点がひとつあります。それは、「Dolby Atmosへの対応」というものなのですが…これについては、改めてじっくり評価したいと思っています。必要な他の道具はひととおり揃っていますし、ね。
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