先週あたりから、Instagram(いんすたぐらむ)を使ってみています。今さらココで説明するまでもないくらい有名になったInstagramですが、サービスがスタートしたのは2010年。写真の共有にフォーカスしたSNSですね。2012年にFacebookが事業を買収し、現在も同社から提供されています。
現在使っているスマートフォン・HUAWEI P20 liteにアプリがプリインストールされていたこともあり、ちょっと前から気になってはいました。ネットニュースでも「誰それがInstagramに写真を公開した」なんて記事が取り上げられるようになり、リンクをタップするとInstagramアプリから「使ってみませんか?」とのお誘いが来ます。
もともと写真を撮ること自体は好きですし、P20 liteのカメラも格安スマホの割にはなかなか良いデキで、「撮ってみたい」と思わせるのに十分な実力を持っています。FacebookやTwitterにも、写真付きのコメントをアップしていることは多いですしね。それこそ今さらですが、ちょっとやってみましょう。
Instagramの大きな特徴のひとつが、投稿される写真のサイズ。縦横比が1:1、つまり正方形の写真が基本です。
Instagramアプリで直接写真を撮るときには、最初から正方形の写真を撮るカメラアプリが起動します。ギャラリーから保存されている写真を選択すると、長方形の写真は正方形になるようにトリミングされて表示されるのがデフォルト設定です。一応、そこから長方形にトリミングを変更することもできます。
正方形になることを前提に考えれば、カメラを縦に構えても横に構えても仕上がりのサイズは全く同じ。余計なことを考えずにとにかく撮ればいい、というのはメリットになり得ます。
P20 lite標準のカメラアプリにも、縦横比が1:1の写真を撮る「インスタモード」があります。マニュアル撮影が可能なPROモード、夜景モードやHDRに食べものが美味しそうに撮れる「ナイスフード」など、多彩な撮影モードを活用できます。その都度解像度を切り替えるのは結構面倒ですが、長方形の画像を後からトリミングするのと比べると、最初から「インスタ映え」に集中できるメリットはあります。
撮ったり選んだりした画像は、フィルターや編集効果を掛け、最後にコメントを付けてアップロードします。Facebookの他、Twitterなどにも連携して同時に投稿できるようになっています。
フィルターには、古いカメラをイメージしたモノが多いですね。そもそも、Instagramの画像が正方形なのも、往年のインスタントカメラに敬意を表して…ということだそうで、アナログ的な感性を前面に押し出した作りになっていると感じます。
アナログ時代のいわゆる銀塩写真は、デジタルと比べると撮影に気合いが入ったものです。フィルムや印画紙に一度焼き付けられてしまえばそれでおしまい。やり直しは利きません。 メモリーから消去してタダでいくらでも画像の撮り直しができるデジタルとは根本的に違います。
もっとも、一瞬のシャッターチャンスを逃すともう戻れない…というのは現在でも変わっていないはずなのですが、常に動画のように何秒間かの画像を撮りためて、取り逃したチャンスに後戻りできるカメラもあったりして、昔のような「かけがえのない一瞬」という感覚は薄れている気がします。
SNSで一瞬を共有する感覚に近いモノとして、あえてゴツい機械ではなくインスタントカメラをイメージしたのでしょうけれど、そんなInstagramならではの、ほどほどに格好付けた写真を撮ってアップしたいなぁ…と思っています。しかし、いざ始めてみると、なかなかじっくり被写体に向き合える時間は作れないものです。曇りの日が多いのも、ちょっとストレスが溜まるところ。まあ、あまり気合いを入れすぎずに、思ったままに撮ってみましょう。
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