巷は大型連休のまっただ中。とはいえ、不要不急の外出は避けるように…ということで、基本は在宅で過ごすことになりますが、どうしてもいろいろ買い物に出なくてはならない場面は出てきます。
私の場合、店頭での支払いは基本的には現金が多く、特定の店舗での支払いのときには提携クレジットカードを使う(コストコ、イオン、西友くらいでしょうか)パターンがあるくらいだったのですが、ここに来て様相が一変しています。
妻の店で、昨年秋からいわゆるキャッシュレス決済の導入を進めてきていることは、何度か話題にしてきたところです。現在、Squareサービスによるクレジットカード決済と、QRコード決済のPayPay、LINE Pay、au PAYが使えます。もっとも、店舗営業自体は現在自粛中で、ネットショップでの取扱のみになってはいるのですが。こちらはクレジットカードの他にコンビニ払いも使えます。
それはともかく、これだけいろいろな支払いに対応している中で、自分がクレジットカードはともかくQRコード決済を一度も使ったことがない…というのは、さすがに問題ではないか?と気になっていました。イベント出店のときには、店番で決済業務がありますし、「Webサイト管理」という形で一応は広報の一端を担っている私が、「いろいろ使えますよ~」と言っている裏で使い方がわからないのも滑稽な話です。
というわけで、おそらく今後QRコード決済ではいちばんメジャーになるだろう…と思っているPayPayを使ってみることにしました。既にYahoo! JAPANのIDを持っている私の場合、スマートフォン用のアプリさえインストールしてしまえば、登録自体はあっという間です。
PayPayでの決済方法は、二通りの流れがあります。ひとつは、妻が店で使っているのと同じように、店頭POPに出ているQRコードを客がスマホアプリで読み取り、そこに表示される店名表示を確認し、支払う金額を入力して売買双方で確認する…というもの。店側には特殊な仕掛けが一切要らないのが魅力ですが、金額を入力する手間があります。
もうひとつの流れは、スマホアプリ側でバーコードを表示し、これを店頭端末のリーダーで読み取ってもらう方法。店頭端末のレジで計算した金額が、客のPayPay残高から引き去られます。スピーディーな決済が可能ですが、店側にはバーコードを読み取るための相応の設備が必要になります。既にPOSシステムが機能していれば、連動可能なこちらの方が便利でしょうね。
他のQRコード決済サービスも、上記二種類の方法のいずれか、あるいは両方の方法で利用する形になっています。これで慣れておけば、店番のときにもまごつくことはなさそうです。
QRコード決済は、非接触ICカードを使った決済と比べると、セキュリティー面で大丈夫なのだろうか?と不安を持っていましたが、実際にPayPayを使ってみると、あまり心配は要らなさそうです。アプリが表示するバーコードの有効期限が5分間に設定されていて、画面をコピーされるなどしても悪用は難しそうですし、そのアプリを起動するときにも端末の指紋認証でロック解除する形にできます。
PayPay残高をチャージするときに、銀行口座やクレジットカードを紐付けすることができますが、どちらもきちんとネット上で手堅い認証が可能なモノのみが連携可能な対象として指定されているようです。それでも不安だ…という人の場合でも、セブン銀行のATMから現金を入れてチャージすることもできます。
PayPayを使い始めてひと月も経たないくらいですが、店先で現金を払うことが各段に減りました。普段よく利用する店で、しっかり対応していただけているのが大きいですね。この手のサービスはしばしば系列の囲い込みが行われ、同一業種だと1グループでしか使えない…なんて場合も結構あるのですが、PayPayの場合は例えばコンビニならセブンイレブンでも、ファミリーマートでも、ローソンでも使えるわけで、個別のサービスを用意しなくてよいのはありがたいです。
あと、使っていてウレシイのは結構還元があること。先月は、飲食店で使うと20%還元される…というキャンペーンが展開されていたのですが、自宅の近所にあるすき家も対象だったので、結構牛丼は食べました(笑)。妻の店でマスクを買うときにもPayPayで払いましたが、こちらはキャッシュレス・ポイント還元事業の5%に、4月中はPayPayが独自でさらに5%上乗せして還元していたので、都合1割引で買うことができました。
何より、財布を取り出して小銭をジャラジャラさせずに済むのは実に快適。これは、還元キャンペーンがない店(それでも基本的に0.5%は還元されますが)でも使いたくなります。キャッシュレスなんて…と思っていた自分は、思い出すのにちょっと苦労するくらいです。
ただ、現金を払っていないとついつい使いすぎてしまうのが怖い…という意識があって、使いたい金額はその都度最低限をチャージする形で使っています。ただし、オートチャージにしないのは、単に怖いだけではなく、すべての店でPayPayで乗り切れるわけではない…という面もあります。小遣いも潤沢ではありませんし、現金で使える分をキープしておかないと不安(大汗)。
あと、スマホが使える状態でないとそもそも決済ができませんから、バッテリーを切らさないように注意が必要です。スマホひとつだけでおサイフ要らず…と思い切るところまではまだ行けません。これも、オートチャージにしないもうひとつの理由といえるかも知れません。
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