「レッツノート以外の何か」と呪文を唱えながらモバイルPCをいろいろと模索していたちょうど2年ほど前に、「ウルトラモバイル」GPD Pocket 2とよく似た製品で、「OneMix 2S」というものが出ていました。GPD社と同様に中国に本拠を置くONE-NETBOOK社の製品で、サイズ感はほぼ同じでしたが、こちらは360度オープンのYOGAスタイルで、タブレット形態にも変形できる特徴がありました。
そのOne-Netbook社が「OneMix 4」という新製品を近々デビューさせるとのことで、ティザーサイトが公開されています。その名のとおり、OneMix 2Sから続いている流れの後継機なのですが、これがとんでもなく気になるスペックをぶち上げています。
OneMix 4では、これまでのYOGAスタイルはそのままに、10.1型、縦横比16:10のディスプレイが装備されます。ウルトラモバイルだったサイズ感が、ここまで大型化すると「普通の」モバイルPCになってしまうよなぁ…と思うわけですが、それ以前の話として、このフォームファクタ、私にとっては既視感しかありません。これは先代のレッツノート・CF-RZ4そのものです。ディスプレイ解像度が300ppiと書かれていますから、ずっと細かい画面にはなるのですが。
ティザーサイトに掲載されている画像を見ても、これはやっぱりRZの生まれ変わりだよなぁ…と感じてしまいます。彼ら自身にもその意識があるのか、日本語版のティザーサイトには「レッツノートRZ」とのサイズ比較が掲載されています。もちろんレッツノートよりはずっと厚みが薄く、額縁もずっと薄く(つまりフットプリントは小さく)、今どきのPC的デザインで登場するようです。CPUもIntel社の第11世代Core、いわゆるTiger Lakeの採用がアナウンスされています。
本家(?)パナソニックが、いつまで経ってもレッツノートRZを刷新しない間に、ほぼ同じ土俵で勝負できる製品が、しかもおそらく半額くらいのお値段で登場することになります。これは俄然気になりますね。一方で、さすがにそろそろ「ポストRZ」も2021年冬春モデルあたりで出てこないのかなぁ?という思いもあります。そろそろTiger Lakeも採用されるかも知れないタイミングですし…。
このクラスのライバルはレッツノートRZだけではありません。Surface Goも、iPadもいる超激戦区です。どんな戦いが繰り広げられるのか、来年の楽しみが増えました。まあ、今新しいモバイルPCが買えるとはとても思えませんけどね…一応年末ジャンボ宝くじはちょっと買っておきましたが(笑)。
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