先日、久しぶりにいつもの薪割り会から声が掛かりました。前回の薪割り会は昨年の4月上旬、薪小屋新1号館を作っていた頃でした。緊急事態宣言だの、在宅勤務だのと言っていた時期でしたから、ココで書くのもちょっとはばかられたのですが、あのときにかなり大量に薪を作って持ち帰ってきたおかげで、今年は薪の在庫にはかなり余裕があります。
この時期に集める薪は、当然来シーズン以降のための薪になります。できれば年単位の時間をかけて乾燥させたいところなのですが、さすがにそこまでの在庫はない状況。とにかく、先を見てどんどん集めていかなくてはなりません。
最初は今日出掛ける予定だったのですが、残念ながら延期。まあ、また機会はあるはずなので、その時に備えて準備はしておきましょう。薪小屋の棚も隙間がずいぶん増えてきたので、新しい薪の置き場確保のためには、中身の積み替えをしておかなくてはなりませんね。
今回、久々にチェーンソーを現場で回すから…ということで、土曜日にひととおり整備することにしました。まずはソーチェーンとガイドバーを取り外しました。自宅ではときどき使っていたのですが、その都度分解はしていなかったので、チェーンオイルにまみれた木くずがかなりこびり付いていました。とても褒められた状態ではありません。ともかくキレイに掃除しておきました。
ここ数ヶ月、チェーンソーが真っ直ぐ切れず、切っていくとどんどん左に巻き込まれて挟まってしまう…という、困った症状を示していました。もっとも、理由には心当たりがあります。以前、誤って石に当ててしまい、このときに刃がこぼれてしまいました。使う度に一応丸やすりで目立てはしていましたが、長さや角度にどうしても差が出てしまい、根本的に直ったとは言えませんでした。
さすがに放っておけないので、この機会に丁寧に修正しました。とはいえ、丸やすりで大きな刃こぼれを削り取って直すのはなかなか大変です。電動ドリルの刃の代わりに取り付けて、回転しながらチェーンを研げるアタッチメントがあるので、今回はコレを使うことにしました。角度を30度に揃えるためのガイドも付いています。これは断然楽です。
左右の刃の角度と長さが揃うようにすることに注意して、しっかり上と横に刃を付けました。試しに少し木を切ってみると、上に載せるだけで面白いように沈み込んで切れていきます。理想的と言って良い仕上がりです…と自画自賛(笑)。これだけ軽く切れてくれれば、カラダも楽ですし、燃料も食いません。
写真を見ると、ガイドバーの「STIHL」ロゴが天地逆になっているのがわかると思います。これは、組み立て方を間違えたわけではなく、定期的に裏返して上下…というより左右を入れ替えることで、ガイドバーの摩耗を均一にする意図があります。クルマのタイヤローテーションと同じような考え方ですね。以前ショップで教えてもらって以来、取り外して整備する度にひっくり返すことにしています。
これでチェーンソーは準備完了。いつでも出撃できます。また薪割り会の現場で使うのが楽しみで仕方ありません。
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