6月になりました。レッツノートの製品情報が案内されている、パナソニックの個人向けPCのWebサイトを見に行ったのですが、トップページに「2021.06」と書かれた意味深なバナーが表示されるようになったのに気付きました。
レッツノートのアイデンティティーのひとつであるホイールパッドを中心にした写真、もしくはCGに見えますが、今までに見たことがないデザインになっています。中心のパッドと、周囲のボタンを仕込んだリング部分のプロポーションが明らかに従来のレッツノートとは違います。リング部分がかなり細いようです。2021年6月、つまり今月に新しいデザインのレッツノートがお披露目される…というメッセージと捉えて、おそらく間違いないと思います。
ホイールパッドの下に、LEDインジケーターのアイコンらしきものが5個並んでいます。これの大きさがCF-SV8等と同じと仮定すれば(CF-SV8とCF-RZ4でもほぼ同サイズですから)、リングの太さはCF-SV8とほぼ同じ。そしてパッド部分の直径がこれまでよりも大きいということになります。リングのボタン部分の角度がCF-SV8より狭くなっていることも、ボタンの物理的サイズは同じでパッドの直径が大きくなっている…と考えれば符合します。
これを踏まえて、ホイールパッドの上に見えているキーボードの大きさを見ると、おそらくキーボードはフルピッチ。となると、この新レッツノートは相当大きなフットプリントを持つことになるはずです。
現在のレッツノートで最も大きなフットプリントを持つのは、14.0型フルHDの画面を持つCF-LV9。SVシリーズとマザーボードを共有し、中身は最新の設計になってはいるのですが、フルHD(1920×1080ピクセル、縦横比16:9)という画面のプロポーション、画面やキーボードの額縁部分の太さなど、他のモデルと比べるとどうもデザインに古さを感じてしまいます。
14型クラスの画面を持つ「大画面モバイル」の世界では、ここ数年で他社からも強力な製品が数多く登場していますが、これらと見比べても、LVシリーズは今ひとつパッとしません。コロナ禍の中で、「テレワークのための1台目のパソコン」として大画面のモバイルノートPCへの注目が集まっているところもありますし、ここにテコ入れしてくる…というのは、優先順位としては妥当だと思います。
もしかすると、それ以上の画面サイズを持つ「超大画面モバイル」が出てくるかも知れませんね。実際に、15.6型画面のレッツノートもかつて存在しましたし。
そんな感じで新しいレッツノートの予想をしてみたわけですが、実は気になる点もひとつあります。これまでホイールパッドを採用したレッツノートはたくさんあるのですが、パッドの直径はどの製品もほぼ同じでした。あまり大きくなりすぎると、縁をなぞってスクロールする操作感も変わってきそうですし、ここはあえて変えていないのだと思っていました。
もし、先のティザー広告(と言って良いのでしょうね)の画像で、ホイールパッドの直径が従来とほぼ同じ(CF-R4で約38 mm、CF-SV8で約43 mm)だとすると、今度はキーボードが標準よりかなり小さいことになります。…まあ、可能性としてはかなり低いと思いますけどね。
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