先週のシマトネリコに続いて、今度は店先のミモザアカシアの手入れをします。この春にようやく支柱を外せるようになり、これから育っていくのが楽しみだ…と思っていたのですが、そう簡単にはいかないものです。
4月の剪定の後、ドンドン枝は伸び、夏までにはこんな状態に。丸坊主に近い状態まで刈り込んだのに、この強靱な生命力にはいつも驚きます。
しかし、伸びてきた枝を見ると、明らかに見覚えのある白い物体が。ひと月ほど頑張って、とりあえず駆除できたと思っていたカイガラムシが、いつの間にか復活しています。このままにしておくと、樹液を吸われた枝の先の方から枯れていき、せっかくついた花芽も死んでしまいます。何とかして退治しなくてはなりません。
調べてみたところ、カイガラムシの仲間は風通しが悪い、湿気の高いところで大量発生するのだそうです。枝が絡み合うような密な状態は、温床になり得ます。というわけで、まずは風通しを良くするべく、枝を間引くことにしました。特にカイガラムシの被害が大きな枝を狙って切っていった…のですが、選ぶまでもなく、すでにほぼ全ての枝にカイガラムシが張り付いている状況でした。
切り落とした枝を見てみると、目も当てられない惨状です。まだ白い「殻」をまとっていない、動けるカイガラムシたちもたくさんいます。
次は、残した枝に張り付いているカイガラムシを取り除く作業となります。歯ブラシや木の棒などでひとつずつ掻き落としていくのが基本なのですが、あまりに数が多すぎて、これではらちが明きません。
もう少し効率の良い方法はないモノか?ということで探してみたところ、YouTubeで高圧洗浄機を使ってカキの木の粗皮を吹き飛ばしてしまう映像を発見。高圧洗浄機は持っていないのですが、可変型の散水ノズルにある「JET」モードなら、結構勢いのある水流を起こすことができます。今回は、コレを使って水で弾き飛ばしてみることにしました。
ただ立っている木に水を吹き付けるだけでは、枝が飛ばされていくだけになってしまうので、1本ずつ枝を持ち、周りからぐるりと水流を当てていきました。カイガラムシの張り付き力もかなり強いのですが、水流が直に当たると弾き飛ばされていきます。ミモザアカシアの枝葉は、なんとか持ちこたえてくれました。
弾き飛ばされたカイガラムシは死んだわけではありませんから、きちんと回収して捨てなくてはなりません。一部は、デッキのラティスを伝ってミモザアカシアのすぐ隣まで迫っていたジャスミンの葉にも付いていたので、これは思い切って刈り取りました。まあ、どちらにしてもジャスミンは剪定するつもりだったのですが。
下の芝生に落ちたカイガラムシも拾わなくてはなりません。とはいえ、長かった芝生をそのままに放水してしまったので、芝生の間の奥深くに潜り込んだムシもあるはずです。芝生を短く刈り込んで、カイガラムシごと掻き出して取り除きました。とはいえ、完全に取り除けたとはとても思えません。放水前に、下にビニールシートでも敷いておけばもう少し確実性が上がったのかも知れませんね。
とりあえずは、これでしばらく様子を見ることにします。春にやったように、毎朝カイガラムシチェックをしてから出勤、でしょうか。早起きして頑張らなくては。
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