先日、完全ワイヤレスイヤホン・WF-1000XM4を購入したわけですが、こうしてちょっといいモノを買ってしまうと、それに付随していくつか買い物が増えてしまう…というのはよくあることです。
その目的としてはいくつかあるわけですが、いちばん多いのは、高いモノに傷を付けたくない、壊したくない…という保護のためのアイテムですね。今回も、その例に漏れず、WF-1000XM4を傷や破損から守るためのモノをいくつか買い足しています。
最初にも紹介したとおり、WF-1000XM4は本体、充電機能付きケース共に、マット地の高級感ある表面仕上げになっていますが、これは傷が付くと結構目立つのが難点。何らかの保護をしておきたいところです。特に、ケースは鞄の中などで他の荷物に当たるなどして、知らない間に傷が付いていた…なんてことが起こりがち。対策は必須です。
まずはケースのカバー。Amazon.co.jpで「WF-1000XM4 ケースカバー」などと検索すると、かなりたくさんの商品が出てきます。多くはシリコンゴムやTPU（熱可塑性ポリウレタン）で、ケースの形をかたどってすっぽりとハマるタイプのカバーです。
ほとんどが、全然聞き覚えのない、おそらく中国あたりが由来の販売元が出している商品をAmazonが発送するスタイルで、1,000円前後で売られています。ここで「日本の業者の、出所がしっかりした商品を」などと探しても、ほとんど選択肢がありませんし、それらの商品でも結局のところはMADE IN CHINAだったりします。おそらく、商品そのものの質ではなくて、不良品を取り除く出荷管理などにどのくらい手間を掛けているか？という部分の差なのだろうな…と思っています。
というわけで、今回は一か八かで怪しげなブランドたちの中からチョイス。「Vikisda For WF-1000XM4 ケース カバー WF-1000XM4 用 保護カバー 保護ケース シリコンケース 全面保護 落下防止 キズ防止 耐衝撃 防水 防塵 軽量 収納 カラビナ付き(ブラック)」というのを選んでみました。
届いた商品は厚み2mmほどのシリコンゴム製で、ケースの形状をほぼそのままトレースしたものになっています。本体と蓋の間がつながったワンピースタイプの商品で、商品説明の写真によると他の製品よりも蝶番部分の幅が広く作られていたのが選んだ理由の一つでしたが、写真どおりの形状でホッとしました。
写真から信じて良いのかどうか迷う時点で、Amazonの商品管理はどうかしています。だいたい、スマホですら注文とは異なる商品が届くくらいですしね。…とはいえ、他ではあまり手に入らない商品が、相当安価で買えるので、ついつい使ってしまうのですが。
全体的には、本体ほど高級感はないもののマット調の仕上げになっていますが、蓋の裏側だけはテカテカの光沢があります。これは滑り止め加工だそうで、蓋を開けたときにカバーだけが上がってしまいケースが開かない…という事態を防ぐ意図があるようです。
実際にケースを収めてみると、ほぼピッタリと収まりました。細かく見ていくと、微妙に弛みや歪みはあるものの、問題になるレベルではありません。滑り止めが効いているのか、蓋を開けたときにカバーだけが剥がれてくることはありません。これなら及第点でしょう。
充電状態などを示すLEDがある部分に切り欠きがあり、カバーを掛けた状態でも確認できるようになっています。ただ、シリコンの厚みがあるせいでどうしてもLEDが穴から奥になってしまい、視認性ではカバー無しの状態よりもやや劣ります。
USB Type-C端子の部分には穴があり、カバーに入れたままでケーブルを接続して充電できます。Qiの充電台も、カバーに入れたままの状態で認識します。基本的には常時カバーに入れたままで使うことができそうです。
カラビナが1個付属していましたが、どうも作りが頼りなく、これでベルトにぶら下げて持ち歩くようなことをする度胸はワタシにはありません。手に取るときの指の引っかかりくらいにはなりそうですが。
ちなみにこの製品、巷でWF-1000XM4用のケースカバーとして「高品質だ」との評価を得ている武蔵野レーベルの製品と、形状が非常に似ています。もしかするとアレの製造元かも知れませんが、この製品の品質を保証する自信は全然ありません。むしろ、失敗したくない人には「安心をカネで買う」意味で武蔵野レーベルはアリです。
もうひとつ、「ミヤビックス SONY ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM4 (ケース用・本体ボタン用2枚セット) 用 曲面対応 TPU 保護 フィルム 傷修復 衝撃吸収 低反射 OverLay FLEX」というのを注文しました。これは、ケースの蓋の天板と本体のタッチセンサー部分に貼り付けられる形状にカットされた、TPU製の保護フィルムです。本体側を保護する製品というのは、ちょっと他に見当たりません。
軟らかいTPU製なので、全体が曲面（おそらく球面）であるタッチセンサーにも、しわや気泡などがないように貼り付けることができるのですが、作業の難易度は非常に高いです。先日、スマートフォンの画面にもTPU製の保護フィルムを貼っていますが、複数の保護フィルムや考えられた手順書で何とか作業は完了できたものの、緊張感がありました。
商品説明にも、同梱の貼り付け説明書にも「貼り付けの難易度は非常に高い」と書いてあるくらいなので、心して臨みましたが、面積が小さいこともあり、何とか貼り付けには成功しました。「低反射」と「光沢」の2種類の製品があり、私は低反射の方を選択しましたが、それでも貼っていないときとはずいぶん質感が変わって見えます。
隅の方には少し気泡らしきものも見えますが、数日あれば抜けるでしょう。しばらく様子を見ることにします。
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