昨年末に新しいスマートウォッチ・Galaxy Watch4を購入したわけですが、その後数本記事を上げたきりで、しばらく放りっぱなしになってしまいました。もちろん何もしていなかったわけではなく、ましてや新しいオモチャが届いて飽きてしまったわけでもなく、毎日手首に巻いて暮らしております。しかし、それにしてもWF-1000XM4の記事、7連投もしちゃったんですね、ワタシ(苦笑)。

体組成計で測った体脂肪率の計測値が、以前から使っていた体重計タイプのモノと合わないのは相変わらずで、やっぱり2~4%くらいGalaxy Watch 4の方が高く計測されるということで良さそうです。差が毎回バラバラというわけではないので、どちらも一貫した推定をしているのだと思います。

ただ、そうなると「より正確に推定しているのはどちらなのか?」という問いが出てきます。Galaxy Watch4のユーザーマニュアルに載っている「DXA」は、CTのように台の上に横たわって、X線で全身をスキャンされる方法。さすがにコレで測ってもらうのは全然簡単ではないわけで…どうすればよいのでしょうか。


…というのはともかく、Galaxy Watch4を使っていると、その体組成計の他にも様々な情報が常時モニタリングされています。スマートフォン側で「S Health」アプリを起動すると、大きな画面で状況が確認できます。歩数や活動時間、消費カロリーはもちろん、自動的にウォーキングやランニング、サイクリング等の「エクササイズ」と認識された動きを記録しています。毎日の通勤も、ここにウォーキングとしてカウントされています。一昨日の薪割りも、「他のトレーニング」として記録されていました。

心拍数も、基本的に常時観察するように設定しています。また、ストレスの強さを記録する機能もあります。安静時の心拍の間隔の揺らぎを計測することで、自律神経の働きがわかる…という研究成果があるそうで、おそらくそれの応用ではないかと思います。

他の項目も、基本的にはGalaxy Watch4に内蔵されているモーションセンサー(加速度・ジャイロ)、衛星測位、光学式の心拍計を使って測れるデータから、分析することで得られるものだと思います。どれも数字の羅列だけでは訳がわからないもののはずで、わかりやすい見せ方がいろいろと工夫されています。


特に充実していると感じるのが、睡眠中の状況のモニタリングです。 Galaxy Watch4を巻いたままで寝床に入らなくてはなりませんが、睡眠時間はモチロンのこと、睡眠の深さがどんな状況で推移しているのかを追跡し、スコアを付けて評価してくれます。

これも、基本的には身体(というか、ウォッチを巻いている腕)の動きと心拍数から推定しているのでしょうけれど、夜中にちょっと目が覚めてしまったところなども、しっかりとキャッチされています。どういう仕組みになっているのかはよくわかりませんが、測りたいことが測れているわけですから、たいしたものです。

睡眠スコアを見ると、私は同年代の方々よりは質の良い睡眠が取れている…ということのようですが、そんな自覚は全然ありません。最近、なかなかカラダの疲れが抜けなくて…。内容を見ていくと、深い睡眠の時間が短いことが多いようです。解説によると、深い睡眠の時には「身体には重要な修復と肉体の回復が行われます」ということなので、確かに自覚症状と合っている気はします。

「特に高齢者は深い睡眠がない、あるいはほとんど無いことが一般的」なのだとか。もうトシですかねぇ(涙)。就寝時刻を早めることで、深い睡眠は増やせるそうです。諸々あってなかなか難しいのですが、心がけてみましょう。


いびきを録るために、スマホを枕元で充電します

睡眠に関するデータの中でも面白いのが、いびきを計測できること。これは、Galaxy Watch4単独で行うわけではなく、スマートフォン側のマイクを使っていびきを録音する…という力技を使います。このために、スマートフォンは枕元に置いた状態で、充電器につないでおく必要があります。まあ、もともと寝ている間に充電しておく習慣なので、こうしておくこと自体は全く違和感がありません。

自分のいびきを聴くことができます

記録を見ると、いびきが検出されている時間は日によってずいぶん開きがありますが、毎日1時間から2時間程度はあるようです。思っていたよりもずいぶん多いんですね。

いびきはスマホに録音されていて、自分で聞くことができるようになっています。思っていたよりも、ずっと激しい音がしていますね(大汗)。さすがに寝ているときに自分のいびきを聞いている人はなかなかいないと思いますから、これはなかなか衝撃的な体験になると思います。

いびきをかくこと自体が悪いわけではないのですが、あまりに酷いいびきだと、睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。もちろん、これだけで診断できるわけではありませんが、医師に相談するきっかけにはできます。血中酸素レベルも参考になりそうですね。今のところ、問題になりそうなほどひどい状況にはなっていないと思いますが、モニタリングは続けてみようと思っています。



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